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消化管ポリポーシス(総論)
消化管(大腸、小腸、胃など)に、ポリープを複数生じさせる病気の総称
3人の医師がチェック 63回の改訂 最終更新: 2018.08.13

消化管ポリポーシス(総論)の基礎知識

POINT 消化管ポリポーシス(総論)とは

消化管は食べ物の通り道のことで食道・胃・小腸・大腸のことを指します。消化管ポリポーシスは消化管にポリープを多発する病気のことです。家族性腺腫性ポリポーシスやポイツジャガース症候群などが知られています。ポリープの数が少ないうちは無症状のこともありますが、多くなると血便や下痢、腹痛などの症状が現れます。大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)や生検(ポリープの一部を切り取り顕微鏡で観察する検査)などによって、ポリープの悪性度などが調べらます。消化管ポリポーシスには高い確率で大腸がんになるものがあるので、がんになる前に大腸を切除することがあります。血便や下痢などの症状が続く場合には消化管ポリポーシスは原因の可能性の1つとして考えられます。消化器内科や内科を受診してください。

消化管ポリポーシス(総論)について

  • 消化管(大腸、小腸、胃など)に、ポリープを複数生じさせる病気の総称
  • 病気の分類(詳細はそれぞれの疾患を参照)
  • 少ない数のポリープのみならば無症状であることが多いが、病気が進むと以下の様な症状を認めるようになる
    • 血便
    • 下痢
    • 腹痛
  • 主な検査
    • 大腸カメラ:ポリープを実際に観察して診断する
    • 生検:ポリープを顕微鏡で観察することで、ポリープの悪性度を調べる
  • 家族性腺腫性ポリポーシスガードナー症候群、ターコット症候群では高い確率で大腸がんが発生する

消化管ポリポーシス(総論)が含まれる病気

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