いまるとりんぱしゅ
胃マルトリンパ腫
胃にできる悪性リンパ腫の一種。悪性リンパ腫の中でも非ホジキンリンパ腫に含まれる
7人の医師がチェック 46回の改訂 最終更新: 2017.09.29

胃マルトリンパ腫の基礎知識

POINT 胃マルトリンパ腫とは

胃マルトリンパ腫は胃にできる悪性リンパ腫の一種です。悪性リンパ腫の中でも非ホジキンリンパ腫に含まれます。ヘリコバクター・ピロリ菌感染が関与していることが多いです。症状はないことが多いですが、病状が進行すると倦怠感・腹痛・吐血などが起こります。 症状や身体診察に加えて、血液検査・画像検査・内視鏡検査を用いて胃マルトリンパ腫を疑い、腫瘍の一部を採取して顕微鏡で調べることで診断します。治療はまずヘリコバクター・ピロリ菌を除菌することが基本になりますが、それ以外には抗がん剤治療や放射線療法を行います。胃マルトリンパ腫が心配な人や治療したい人は、消化器内科・消化器外科・血液科内科を受診して下さい。

胃マルトリンパ腫について

  • 悪性リンパ腫の中でも非ホジキンリンパ腫の一種で胃にできたもの
    • 胃以外の消化管にマルトリンパ腫ができることもある
    • 胃の悪性リンパ腫のうち、約40%程度が胃マルトリンパ腫である
  • ヘリコバクター・ピロリ感染が関連していることが多い
    • 一部であるが遺伝の影響も知られている
      ・API2MALT1遺伝子の異常が有名

胃マルトリンパ腫の症状

  • 症状は出ないことも多く、無症状のまま検診で発見されることがある
  • 症状が起こった場合は以下のものが出現しやすい
    • 腹痛
    • お腹の不快感
    • 吐血
    • 全身のだるさ

胃マルトリンパ腫の検査・診断

  • 主な検査
    • 内視鏡検査
    • ピロリ菌の存在を確認する検査(尿素呼気試験、抗体検査など)
  • 顕微鏡検査で診断を確定
    • 内視鏡検査で腫瘍生検して検査を行う
  • 全身の画像検査(CTMRIPET検査)で腫瘍の広がりを検査

胃マルトリンパ腫の治療法

  • 腫瘍が胃やその周囲へのリンパ節に留まっている場合
    • ピロリ菌が胃に存在する場合は除菌が第一選択
      ・除菌を行っても治らない場合は化学療法放射線療法抗体療法を行う
    • ピロリ菌が胃に存在しない場合には放射線療法が第一選択
      ・放射線療法に効果がない時は化学療法を行う
  • 腫瘍が広がっている場合
    • 化学療法(CHOP療法、CVP療法)
    • 抗体療法(リツキシマブ)
    • 化学療法+抗体療法(R-CHOP療法)
    • 標準治療は確立していないが、上記の治療法が行われることが多い

胃マルトリンパ腫が含まれる病気

胃マルトリンパ腫のタグ

胃マルトリンパ腫に関わるからだの部位

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