ふいくしょう
不育症
流産や死産を繰り返し、生児を得られない状態
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最終更新: 2020.07.27
不育症の基礎知識
POINT 不育症とは
不育症とは、妊娠はするけれど流産や死産を繰り返し、赤ちゃんを得られない状態のことです。子宮の形の異常や内分泌機能の異常、染色体異常、自己免疫の異常などが原因となっている場合があります。検査ではこれらの原因を調べるために子宮卵管造影検査(子宮の形を調べる検査)や、血液検査、染色体検査が行われ、原因に応じた治療が行われます。一方で、半数の人は原因を特定することができないので、治療が簡単ではないこともあります。流産や死産を繰り返すような場合には、産婦人科を受診し相談することをお勧めします。
不育症について
不育症の症状
- 妊娠するが流産、死産を繰り返す
不育症の検査・診断
- 子宮卵管
造影 :子宮の状態を調べる - 経腟
超音波検査 :子宮の状態を調べる - 血液検査:
甲状腺 など各種ホルモン 、血糖 値、自己抗体 について調べる 染色体 検査:染色体に異常がないかを調べる- 着床前診断:体外受精を行ない、染色体検査を行う