しゅうかんりゅうざん

習慣流産

妊娠するが流産・死産が3回以上連続することを指し、妊娠できない不妊症とは異なる

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7人の医師がチェック 84回の改訂 最終更新: 2017.06.15

習慣流産の基礎知識

習慣流産について

  • 流産、死産が3回以上連続すること
  • 以下のことが原因の一部と考えられている
    • 免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患学的異常(抗リン脂質抗体白血球が作り出す、免疫の一部を担う物質。体内の病原体に付着して、他の免疫細胞の働きを助けたりする症候群など)40%
    • 夫婦染色体遺伝情報の伝達を担う、DNAが集合してできた物質。ヒトは22対の常染色体と1対の性染色体をもつ異常
    • 子宮の異常(形態異常・筋腫・頚管無力症) 10%
    • 内分泌異常(糖尿病甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌する機能異常症) 29%
    • 胎児の染色体異常 6%
  • 女性の加齢に伴い増加

習慣流産の症状

  • 妊娠するが流産、死産を繰り返す

習慣流産の検査・診断

  • 子宮卵管造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること:子宮の状態を調べる
  • 経腟超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる:子宮の状態を調べる
  • 血液検査:甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌するなど各種ホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれる血糖血液中のブドウ糖のこと。人が活動するためのエネルギー源。血液中の濃度を血糖値といい、糖尿病の診断に用いられる値、自己抗体本来は外敵を倒すための働きをする抗体(免疫物質の一つ)のうち、何らかの異常によって自分自身の臓器や器官に向かってしまうものついて調べる
  • 染色体遺伝情報の伝達を担う、DNAが集合してできた物質。ヒトは22対の常染色体と1対の性染色体をもつ検査:染色体に異常がないかを調べる
  • 着床前診断:体外受精を行ない、染色体検査を行う

習慣流産の治療法

  • 原因となった病気を治療する
    • 甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌する機能異常症:内服での甲状腺ホルモン全身の代謝を活発にしたり、神経を興奮させたりする働きをもつホルモンの値のコントロール
    • 糖尿病血糖血液中のブドウ糖のこと。人が活動するためのエネルギー源。血液中の濃度を血糖値といい、糖尿病の診断に用いられる値のコントロール
    • 抗リン脂質抗体白血球が作り出す、免疫の一部を担う物質。体内の病原体に付着して、他の免疫細胞の働きを助けたりする症候群:抗凝固薬血液を固まりにくくする薬。不整脈に対して、血栓ができるのを予防する目的で用いられることが多いの内服や皮下注射、抗血小板薬血小板が血栓を作る作用を抑えるための薬。脳梗塞などの予防に使用されるステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているの治療
    • その他の自己免疫疾患本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう病気の総称:抗凝固薬の内服や皮下注射、ステロイド薬の治療など
    • 骨盤内腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される:手術
  • 3回以上連続で自然流産を繰り返した場合は、受診が推奨される
  • 原因不明のものに対しては夫リンパ球血液中にある白血球の一種で、免疫の役割を担っている。B細胞、T細胞、NK細胞に分かれ、それぞれ働き方が異なる免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患療法があるが、効果に関しては疑問視する報告もみられる
  • 以下の生活習慣を見直すことも大切である
    • 肥満
    • 喫煙
    • カフェインの大量摂取
    • 精神的なストレス過多

習慣流産が含まれる病気


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