こうけつあつきんきゅうしょう
高血圧緊急症
血圧が発作的に非常に高くなり、さまざまな症状や重篤な障害が起こりうる病態
7人の医師がチェック 187回の改訂 最終更新: 2017.07.21

Beta 高血圧緊急症についての医師コメント

40歳男性、数年前より健診で高血圧を指摘されていたが放置していた。来院2週間前より動いた時のの息切れやむくみが出現し、だんだんひどくなってきた。息苦しさが強くなってきたために開業医を受診し、血圧が上が230mmHgと非常に高く、電解質の異常などもともなっていたため総合病院に救急搬送された。
腎臓の数値が非常に悪く、急性腎障害(AKI)の状態であると判断してその日から緊急で透析治療を行った。何週間か透析治療を繰り返しているうちに腎機能はどんどん改善していき、透析を離脱できた。ただしすっかり元通りというほどには腎機能は改善しておらず、もしかすると将来また透析を再開せねばならず、しかも一生続けなければならない可能性も否定はできないということを説明した。
どうしてこのように急に高血圧緊急症を起こしてしまったのかはわかりませんが、少なくとも数年前から血圧が高かったのに放置していたということが悪影響を及ぼした可能性は十分にあると思います。血圧が高いまま放置しているのはよくありません。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.17

高血圧は色々な病気、例えば脳卒中などのリスクファクターであり、血圧のコントロールは重要だとよくいわれます。それだけでなく、高血圧を放置しているとこの高血圧緊急症というものを発症することがあります。
非常に高い血圧が続くことにより、全身の様々な臓器、特に重要なものとして脳や腎臓が障害を受けてしまいます。当然放置していると死亡してしまう非常に重篤な状態です。
一過性に血圧が高いだけであれば、自律神経の異常でそういうことはありうると思うのですが、血圧が非常に高い状態(200mmHgぐらい)が続き、頭痛や意識障害、むくみなどが出てきた場合には、この病気を考えてすぐに病因を受診するべきです。
特に腎臓に障害が出ている場合は、透析をしなければならないことも多いです。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.17

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