とうけっしゅ、ずけっしゅ
頭血腫
出産時に産道を通る時の圧迫が原因で、赤ちゃんの頭にこぶ(血腫)ができた状態
6人の医師がチェック 140回の改訂 最終更新: 2017.12.06

頭血腫の基礎知識

頭血腫について

  • 出産時に産道を通る時の圧迫が原因で、赤ちゃんの頭にこぶ(血腫)ができた状態
    • 頭蓋骨の表面の骨膜が剥がれて出血する
  • 以下のことが原因で起こる
    • 母親の骨盤が狭いこと
    • 吸引分娩、鉗子分娩による圧迫
  • 全分娩中の0.2-0.5%以下
  • 通常の新生児よりも高ビリルビン血症になりやすい

頭血腫の症状

  • 生まれた直後に頭部にこぶ(血腫)ができる
    • 境界が明確で、頭全体には広がらずに限局している

頭血腫の検査・診断

  • 分娩時の様子と状態から診断される
  • 以下の病気と判別する必要がある
    • 産瘤
      ・母親の産道を通るときの圧迫が原因でできた浮腫
      ・出血しているわけではないので通常2-3日で自然に吸収される
    • 帽状腱膜下血
      ・頭血腫は症状が頭の一部に限局しているのに対して、帽状腱膜下血腫は頭と顔全体に広がる
      ・出血が多い場合は貧血ショックになることもある

頭血腫の治療法

  • 基本的に治療を行わずに経過を見る
    • 小さなものであれば1ヶ月以内に吸収される
    • 大きなものも数ヶ月以内に吸収される

頭血腫の経過と病院探しのポイント

頭血腫でお困りの方

頭血腫は、分娩直後の新生児にできる頭のたんこぶのようなものです。特別な原因がなく生じることもありますが、吸引分娩といって吸盤で引っ張りながら分娩を助ける処置を行うことで生じやすくなります。

皮膚の内側、骨の外側に血液が溜まっているのが頭血腫です。あくまでも頭蓋骨の外側の問題ですから、脳に影響が出て後遺症を起こしたり、命に関わったりといった性質のものではありません。特別な治療は行わず、自然と少しずつ血液が吸収されていくのを見守ってあげることが治療となります。

通常は数週間から2-3か月で小さくなることが多いです。時に長引いて数年単位で残ることもありますが、それでも最終的には見て分からなくなるまで改善します。見て分かる部分の変化ですのでご家族は気になって心配されるところかと思いますが、産婦人科、小児科の医師に心配を相談しながら、長い目で見守ってあげてください。

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