さんりゅう
産瘤
赤ちゃんが産道をを通過する際に、周囲からの圧迫によって頭や足などの皮下にできるこぶ(浮腫)のこと。通常は1-3日で自然消失する
4人の医師がチェック 47回の改訂 最終更新: 2017.06.15

産瘤の基礎知識

産瘤について

  • 赤ちゃんが産道をを通過する際に、周囲からの圧迫によって頭や足などの皮下にできるこぶ(浮腫)のこと
    • 産道と接触する際に強く圧迫されるため、皮下の体液やリンパ液などの流れが滞ってうっ滞することで起こる
    • 皮下に血の塊のできる病気(頭血腫、帽状腱膜下血腫など)とは異なる

産瘤の症状

  • 主に頭に、10cm以内程度のこぶができる
    • こぶは体液やリンパ液のうっ滞した浮腫であり、指で押したときに押した指のくぼみがしばらく残る

産瘤の検査・診断

  • 視診で判断するが頭血腫と帽状腱膜下血腫との鑑別が必要
    • 押したときにくぼみが残るかどうかが1つの判断材料となる

産瘤の治療法

  • 病的なものではないので治療の必要はない
    • 1−3日程度で自然消失する

産瘤の経過と病院探しのポイント

産瘤が心配な方

産瘤は、赤ちゃんの頭部に起きるむくみ(浮腫)です。分娩の際に赤ちゃんはまず頭が出てきますが、それ以外の部位は全身が周囲から圧迫された状態になります。強く圧迫された状態が数時間続くと、残りの圧迫されていない部分に体内の水分がたまり、強いむくみが生じます。これが産瘤です。

いわゆる「たんこぶ(頭血腫)」は皮下出血であって、血液が溜まっている状態ですので、産瘤とは異なります。

産瘤は病気や異常ではなく、正常分娩でも生じる変化の一つです。締め付けの強い靴下を履いていると、靴下のない部分にむくみが溜まりますが、それと同じ状態です。したがって冷やしたり温めたり、特別なマッサージをしたりする必要もなく、自然の経過で治るものですのでご安心ください。

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