じゅうはちとりそみー(えどわーずしょうこうぐん)
18トリソミー(エドワーズ症候群)
23本あるうち18番目の染色体が、通常では2本あるはずのところ、3本になっているという染色体異常
8人の医師がチェック 54回の改訂 最終更新: 2019.02.04

Beta 18トリソミー(エドワーズ症候群)についての医師コメント

18トリソミーというのは染色体異常の一つですが、症状にはとても個人差があります。
モザイク型と呼ばれる比較的軽症なものでは数十年の生存例もありますし、18トリソミーと診断されたからと言ってもその後の経過は予測できません。
以前は18トリソミーの子はあまり積極的な医療を受けられませんでした。これは予後があまりよくなかったと言うこともありますし、侵襲的な手術などを行うこと自体がリスクになることもあったためです。ただ現在は適応を慎重に検討して、手術を行うこともあります。この赤ちゃんはこの手術に耐えられるのかとか、ご家族も自宅での生活を希望されているから手術してかえって長い入院になるのは避けた方がいいのではないかとか、一つ一つを丁寧に話し合います。
お子さんそれぞれにそれぞれの経過があるので、新生児科の先生とよく話し合って、赤ちゃんにとって一番いいことを選択していってください。


匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2016.11.09