せんしゅようこうじょうせんしゅ
腺腫様甲状腺腫
甲状腺にできる良性腫瘍の一種で、1個から複数個のしこりができる病気
7人の医師がチェック 76回の改訂 最終更新: 2017.07.21

腺腫様甲状腺腫の基礎知識

POINT 腺腫様甲状腺腫とは

甲状腺の細胞の過形成で、腫瘍のように見える疾患です。1つのみの場合と、多発する場合があります。症状は甲状腺のしこりですが、無症状で人間ドックなどで発見されることも多いです。腫瘤の内部で急激な出血が起こって、大きくなることがあります。超音波検査で悪性疾患を疑う見た目がある場合は、腫瘍に針をさして細胞を調べる検査を行います。癌の合併は10%で、正常あるいは他の甲状腺疾患で癌が発見される頻度と同じです。甲状腺ホルモンを産生する腫瘍に変化することがあるので、年に1回の超音波検査と甲状腺機能検査を行いましょう。手術は腫瘍が4cm以上、気管や食道の圧迫症状がでた場合などに行います。手術は耳鼻咽喉科や甲状腺外科で行いますが、経過観察は一般内科でも可能です。

腺腫様甲状腺腫について

  • 甲状腺にできる良性腫瘍の一種で、1個から複数個のしこりができる
    • 甲状腺の中に腫瘍ができており、腫瘍の内部に液体が一部含まれていることが多い
    • これが大きいものから、小さいものまであり、しこりとなって形成される
  • まれに、腫瘍の一部にがんが含まれていることがあるので、一度専門的な検査を受ける必要がある
  • 遺伝性のものもあるが、多くは原因不明

腺腫様甲状腺腫の症状

  • 甲状腺(のど元の部分)にしこりができる
  • 甲状腺が腫れる

腺腫様甲状腺腫の検査・診断

  • 触診:のどを外から触って調べる
  • 甲状腺超音波エコー)検査:しこりの有無や血流の変化を調べる
  • 血液検査:甲状腺ホルモンやサイログロブリン、その他、甲状腺の病気に関わるような抗体を調べる
  • 穿刺吸引細胞診:超音波を見ながら細い針を刺して細胞を取ってきて顕微鏡で調べる

腺腫様甲状腺腫の治療法

  • 細胞診良性の場合は1年に1,2回ほど超音波で検査を行い、大きさの変化などがないかを確認する
    • 外来通院を開始してからある程度期間が経っていれば、途中で通院を中止することも多い
  • 首に圧迫症状がある場合やがん細胞が混在しているリスクがある場合、摘出手術が勧められる


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