そうじょうしきゅうたいこうかしょう
巣状糸球体硬化症
腎臓の糸球体の一部が硬くなることが原因で腎臓機能が低下し、尿中にタンパク質が排泄されてしまう。ネフローゼ症候群を起こす
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最終更新: 2022.02.11
巣状糸球体硬化症の基礎知識
POINT 巣状糸球体硬化症とは
腎臓の中には糸球体という血管が集まった場所があり、血液中の老廃物の濾過などが行なわれています。巣状糸球体硬化症では糸球体の一部が硬くなり、腎臓の機能が低下する病気です。巣状糸球体硬化症はネフローゼ症候群の原因の1つです。尿量の減少や身体のむくみ、息苦しさなどの症状が現れます。尿検査や血液検査、腎生検(腎臓の一部を取り出して調べる顕微鏡で調べる検査)などを用いて診断が行なわれます。治療はステロイド薬や免疫抑制薬などを中心に行なわれますが、時間の経過とともに腎臓の機能が失われてしまうこと(腎不全)もあります。腎不全になった場合は血液透析や腹膜透析、腎移植などが必要になります。タンパク尿が出ていると指摘された場合には巣状糸球体硬化症の可能性があります。内科や腎臓内科を受診して詳しく調べてもらってください。
巣状糸球体硬化症について
巣状糸球体硬化症の症状
- 主な症状
- 突然出現するむくみ
- タンパク質が尿の中に排出される(蛋白尿)
巣状糸球体硬化症の検査・診断
- 血液検査、尿検査:腎機能を調べる
- ネフローゼ症候群があることを確認する
- 腎生検(組織診):体の外から針を刺して腎臓の機能低下している原因を調べる
- 他の腎臓の異常を起こす病気と区別するために必要
巣状糸球体硬化症の治療法
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