かいせんいじょう

回旋異常

胎児は子宮や産道の中で回転しながら産まれてくるが、この回転が適切に行えなず、分娩に異常を来す状態

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5人の医師がチェック 99回の改訂 最終更新: 2017.05.15

回旋異常の基礎知識

回旋異常について

  • 胎児は産道の中を回転しながら産まれてくるが、その回転が適切に行えない状態
  • 以下のような原因が考えられる
    • 骨盤位逆子)、横位など
    • 巨大児
    • 低出生体重児2500g未満で生まれた新生児のこと。早産が原因の場合と、正期産であっても発達不良のために起こる場合がある
    • 児に腫瘤がある
    • 胎盤の位置
    • 母体の骨盤の形や狭さ
    • 子宮や骨盤の中の腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される
    • 微弱陣痛

回旋異常の症状

  • 陣痛が続いているのも関わらず、胎児がうまく回旋しないため分娩が進まない

回旋異常の検査・診断

  • 内診主に産婦人科で行われる検査。腟に指を入れて、腟や子宮の周囲に大きな病変がないかを確認する目的で行われる 
    • 胎児がどこまで出てきているのかを確認する
  • 腹部超音波検査空気の細かな振動である超音波を使って、腹部の状態を調べる検査
    • 胎児の動きを確認する
  • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査G(胎児心拍陣痛図)
    • 胎児の状況を確認する

回旋異常の治療法

  • 陣痛が来る前に帝王切開を選択するべき回旋異常がある
  • 分娩の進行が見られない場合、四つん這いになるなど、母体の体位を変えてみる
  • 分娩にかかっている時間や、胎児の状況により、以下のような対処を行う
    • 会陰切開:産道の出口を切り広げる
    • 帝王切開:母のお腹を切って新生児を取り出す
    • 吸引分娩:胎児の頭に吸引カップをつけて引っ張り出す
    • 鉗子分娩:胎児の頭に鉗子をかけ、引っ張り出す
  • 薬物療法
    • 陣痛促進剤:陣痛を強くする

回旋異常のタグ

診療科産婦人科
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