かいせんいじょう
回旋異常
胎児は子宮や産道の中で回転しながら産まれてくるが、この回転が適切に行えなず、分娩に異常を来す状態
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最終更新: 2017.12.06
回旋異常の基礎知識
回旋異常について
回旋異常の症状
- 陣痛が続いているのも関わらず、胎児がうまく回旋しないため分娩が進まない
回旋異常の検査・診断
内診 - 胎児がどこまで出てきているのかを確認する
腹部超音波検査 - 胎児の動きを確認する
CT G(胎児心拍陣痛図)- 胎児の状況を確認する
回旋異常の治療法
- 陣痛が来る前に帝王切開を選択するべき回旋異常がある
- 分娩の進行が見られない場合、四つん這いになるなど、母体の体位を変えてみる
- 分娩にかかっている時間や、胎児の状況により、以下のような対処を行う
- 会陰切開:産道の出口を切り広げる
- 帝王切開:母のお腹を切って新生児を取り出す
- 吸引分娩:胎児の頭に吸引カップをつけて引っ張り出す
- 鉗子分娩:胎児の頭に鉗子をかけ、引っ張り出す
- 薬物療法
- 陣痛促進剤:陣痛を強くする