えいちあいぶいかんれんしんけいにんちしょうがい(はんど)
HIV関連神経認知障害(HAND)
HIV感染症の進行に伴って見られる認知機能障害
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最終更新: 2022.02.24
HIV関連神経認知障害(HAND)の基礎知識
POINT HIV関連神経認知障害(HAND)とは
HIV感染者にみられる認知機能の低下のことを指します。主な症状は、認知機能の低下・運動障害・感覚障害・鬱(うつ)・幻覚などになります。HIVの感染があるかどうかや認知機能の検査を行って診断します。また、補助診断として画像検査(頭部MRI検査)も一緒に行います。抗ウイルス薬を用いて治療しますが、すでに強い細胞性免疫不全がある場合は、抗ウイルス薬を使用すること一時的に症状が悪化すること(免疫再構築症候群:IRIS)があるので注意が必要です。HIV関連神経認知障害が心配な人や治療したい人は、感染症内科を受診して下さい。
HIV関連神経認知障害(HAND)について
HIV関連神経認知障害(HAND)の症状
- 主な症状
- 認知症
- 運動障害
- 感覚障害
- うつ
- 幻覚
HIV関連神経認知障害(HAND)の検査・診断
HIV関連神経認知障害(HAND)の治療法
- 薬物療法
- 抗HIV薬による治療を行う
- エイズが発症した場合、免疫力が低下することで日和見感染(普通は感染しにくい病原体に感染すること)を起こし、死に至ることがある
- 感染した病原体に応じて抗菌薬などを使う
- 抗HIV薬を使用すると免疫力が改善するが、それに反して症状が悪化することがある
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