ふくじんがん
副腎がん
副腎という腎臓の上にありホルモンを分泌する臓器にできたがん
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最終更新: 2024.05.08
副腎がんの基礎知識
POINT 副腎がんとは
副腎に発生する悪性腫瘍です。副腎は腎臓に接した位置にあり、さまざまなホルモンを出す働きがあります。副腎がんは100万人に2人の割合で発生すると言われているかなりまれな病気です。無症状で発見されることもありますが、腹痛やお腹の張りなどが見つかることもありますし、ホルモンの異常分泌によって高血圧や高血糖、筋力の低下などの症状がきっかけで見つかることもあります。副腎がんが疑われる人には画像検査(腹部CT検査、腹部MRI検査など)や血液検査などが行なわれます。転移がなければ手術をしてがんを取り除きますが、転移がある場合は薬物療法が行なわれます。副腎がんの検査や治療は泌尿器科で行なわれます。
副腎がんについて
- 様々な
ホルモン を分泌する副腎という臓器にできたがん - 副腎は腎臓の上にあり、体内の重要なホルモンを分泌する
- 副腎は分泌量を調節するなどの重要な働きも担っている
- 人口100万人あたり2人
- 10歳前後と、40-50代に多い
- 女性は男性の1.5-3倍なりやすい
副腎がんの症状
- 主な症状
- 腹痛
- お腹の張り
- 副腎で作られる
ホルモン が過剰に増える- 高血圧
高血糖 - 筋力低下
- 肥満
副腎がんの検査・診断
- 血液検査:副腎の
ホルモン の量を調べる - 尿検査:副
腎機能 を調べる 腹部CT検査 :腫瘍 (がん )の大きさや位置を調べるMRI 検査:腫瘍(がん)の大きさや位置を詳しく調べる
副腎がんの治療法
- 主な治療
- 手術:副腎を切り取る
- 手術が不可能な場合は薬物療法
副腎皮質ホルモン の産生を抑える薬(ミトタン)を用いることがある
- 症状が乏しくいため、発見された段階でかなり
がん が進行している場合が多く予後 は悪い - 早期の段階で発見されれば完治も望める