たいしつせいおうだん(びりるびんたいしゃいじょうしょう)
体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)
生まれつきビリルビンという物質を上手に分解・排泄できないため黄疸が起こる病気
10人の医師がチェック 133回の改訂 最終更新: 2020.12.17

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の基礎知識

POINT 体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)とは

生まれつきビリルビンをうまく分解・排泄できないことで黄疸が起こる病気です。ジルベール症候群・クリグラー・ナジャール症候群・デュビン・ジョンソン症候群・ローター症候群などが体質性黄疸に含まれます。主な症状は黄疸(皮膚や目が黄色くなる)・皮膚のかゆみ・全身倦怠感(だるさ)などになります。 症状や身体診察に加えて、血液検査や尿検査を行って診断します。多くの場合は治療の必要がありません。痒みなどの症状が強い場合は症状を和らげる治療(対症療法)を行います。体質性黄疸が心配な人や治療したい人は、小児科や消化器内科を受診して下さい。

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)について

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の症状

  • 黄疸:目や皮膚が黄色くなる
  • 自覚症状に乏しく、検査の異常値などから発見されることが多い
  • 黄疸が明らかでなくても、以下の症状などが現れることがある
    • 皮膚のかゆみ
    • 全身倦怠感
    • 食欲不振

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の検査・診断

  • 血液検査:ビリルビンの量を調べる
  • 尿検査

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)の治療法

  • 治療の必要がない場合が多く、基本的には病気の経過を観察しつつ対応する
    • 症状がなければ定期的にビリルビン値をチェックする程度

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)が含まれる病気

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)のタグ

体質性黄疸(ビリルビン代謝異常症)に関わるからだの部位