きゅうせいしんまくえん
急性心膜炎
感染などにより、心臓を覆う心膜に急な炎症が起こった状態
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最終更新: 2017.12.06
急性心膜炎の基礎知識
POINT 急性心膜炎とは
心臓の周囲を覆う膜である心膜に炎症が起こった状態のことです。ウイルス感染・結核・膠原病などが原因となることが多いです。急性心膜炎になると、胸痛や息切れが起こり、さらに悪化すると体を動かすことも難しくなります。 心膜炎は重症になって命にかかわることがあるので、専門的な診察を受ける必要があります。検査は心臓エコー検査や画像検査、心電図検査を行います。原因となっている病気を治療することがベースになりますが、20%程度の確率で再発してしまいます。 かぜのような症状のあとに胸痛や息切れが出ることが多いので、かぜのあとに明らかに調子が悪くなった人は一度医療機関にかかると良いかもしれません。具体的には総合内科・循環器内科・感染症内科にかかって下さい。
急性心膜炎について
急性心膜炎の症状
急性心膜炎の検査・診断
- 血液検査:
炎症 があるかどうかを調べる - 画像検査:心臓の周りに液体が溜まっているかを調べる
胸部レントゲン 検査(X線 写真)心臓超音波検査 :心臓の動きを調べる
心電図 - 心臓を動かしている電気信号が正しく動いているかを調べる
急性心膜炎の治療法
- 原因不明な場合や
ウイルス 感染によるもの- 基本的には安静にし、必要に応じて痛み止め(
NSAIDs 、イブプロフェン、コルヒチンなど)を使用
- 基本的には安静にし、必要に応じて痛み止め(
- 心筋梗塞や
自己免疫疾患 などが原因である場合は、それらの治療を優先する 炎症 が治れば、元の心臓の状態に改善する可能性が高い- 治療後に再発する可能性は約20%