ふくびくうしゅよう
副鼻腔腫瘍
副鼻腔または鼻腔に腫瘍ができる疾患。がん(悪性腫瘍)から、特に治療の必要ない良性腫瘍までを含めた総称
7人の医師がチェック 73回の改訂 最終更新: 2017.12.06

副鼻腔腫瘍の基礎知識

POINT 副鼻腔腫瘍とは

副鼻腔という鼻の周囲にある空間にできた良性や悪性腫瘍のことです。最初は無症状ですが、大きくなると鼻づまり、鼻水、鼻血、頰や額の違和感や腫れなどの症状がでます。診断は鼻の中を細いカメラで観察したり、CT検査やMRI検査などを行います。診断のために鼻内から組織を採取することがあります。治療は主に手術での摘出で、良性腫瘍の場合も手術が必要になることがあります。悪性腫瘍の場合は、抗がん剤による化学療法、放射線療法などを組み合わせて行うことがあります。長引く鼻水や鼻づまりなどはアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎でも起こりますが、腫瘍などがないか、一度耳鼻咽喉科で検査をしてもらってもいいかもしれません。

副鼻腔腫瘍について

  • 副鼻腔または鼻腔にできる腫瘍
    • がん悪性腫瘍)から、特に治療の必要ない良性腫瘍までを含めた総称
  • 主な原因
    • 喫煙
    • 特定の化学物質にさらされる職場環境:金属メッキ加工業、大工業
    • ヒトパピローマウイルスの感染
  • 男性に多い
    • 中年期以降に多い
  • アレルギー性鼻炎など慢性的な鼻水や鼻づまりの症状がある人は、腫瘍の存在に気づくのが遅れがちになる

副鼻腔腫瘍の症状

  • 主な症状
    • 鼻詰まり
    • 鼻腔周辺の圧迫感、痛み
    • 頭痛
    • 鼻水
    • 鼻血
    • 鼻の中にできて治らないしこりやただれ
    • 顔面または口腔の天井部分にできたしこり
    • 顔面の感覚の麻痺あるいはチクチクした痛み
    • 眼球の腫れ
    • 物が二重に見える
    • 左右の眼が互いに違う方を向く
    • 上側の歯の痛み、歯のぐらつき、入れ歯の不適合
    • 耳の内部の痛みや圧迫感
  • 通常は鼻の片側だけに症状が出る

副鼻腔腫瘍の検査・診断

  • 視診:鼻腔の中を覗きこんで異常の有無を調べる
  • 鼻鏡:鼻の内部を調べる
  • 内視鏡検査:鼻の内部を調べる
  • 画像検査:鼻腔、咽頭の異常の有無を調べる
    • レントゲン検査:腫瘍の有無を調べる
    • CT検査:腫瘍の大きさや位置を調べる
    • MRI検査:腫瘍の大きさや位置を詳しく調べる

副鼻腔腫瘍の治療法

  • 内視鏡での手術
    • 腫瘍の摘出
  • 放射線療法化学療法
  • 副鼻腔がんは診断された時点ですでに大きく広がっていて治療が困難なケースが多い
  • 治療が終わった後でも、頭、首に別の種類のがんが発生するリスクがある


副鼻腔腫瘍のタグ

診療科
からだ

MEDLEYニュース新着記事