たいじすいしゅ
胎児水腫
さまざまな原因で、胎内の赤ちゃんのむくみが強い状態になっていること
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最終更新: 2019.01.07
胎児水腫の基礎知識
POINT 胎児水腫とは
お腹の中の赤ちゃんの身体がむくんでいる状態のことを指します。原因は遺伝子・染色体の異常や心臓の病気、感染症(伝染性紅斑やサイトメガロウイルス感染)などがあります。妊娠中の超音波検査によって見つかることが多く、詳しく調べるために羊水検査や赤ちゃんの血液検査(臍帯血穿刺)が行われます。胎児水腫の根本的な治療はなく、分娩後に症状や原因に応じて治療されます。胎児水腫が疑われる場合は、分娩やその後の治療に備えて専門的な施設での出産を進められることがあります。
胎児水腫について
胎児水腫の症状
- 主な症状
- 全身の
むくみ 胸水 ・腹水 ・心のう液(心臓の周りの液体)の増加
- 全身の
- 母体にも胎児と同じように全身のむくみが現れることもある
胎児水腫の検査・診断
- 妊娠中の胎児
超音波検査 により診断される- 全身の
むくみ や、胸水 、腹水 などから診断される
- 全身の
- 原因
精査 のため、羊水検査や臍帯 穿刺 による胎児の血液検査が必要になることもある
胎児水腫の治療法
胎児水腫のタグ
胎児水腫に関わるからだの部位
