てあしくちびょう
手足口病
子供におこるウイルス感染症の一つ。口や手足にぶつぶつができる。
17人の医師がチェック 158回の改訂 最終更新: 2018.02.12

Beta 手足口病のQ&A

    手足口病はどのような病気ですか。

    名前のとおり口の中、手、足に水ぶくれのような湿疹が出現するウイルス感染症です。特に夏季に流行し、エンテロウイルスが原因となります。基本的には自然に良くなりますが、まれに髄膜炎、脳炎など中枢神経系の病気を発症する事があります。

    手足口病は、どのくらいの頻度で起こる病気ですか?

    すべての年齢の人がかかる可能性がある感染症ですが、2歳以下が全体の半数占めます。 特に夏に患者数が増えます。

    手足口病は、他人にうつる病気ですか?また、どのようにうつりますか?

    手足口病は人から人へ感染し、主としては飛沫感染です。手足口病にかかっている人からでる咳やくしゃみ、唾液を浴びる事で感染します。空気感染ではないので同じ空間にいるだけで感染する事はありません。また患者さんの便中に含まれるウイルスから感染する事もあり、発症後2-4週間程度便中にウイルスが検出され感染源となります。

    手足口病は、どんな症状で発症するのですか?

    潜伏期間は3-5日です。口の中や手、足に2-3mm程度の水ぶくれを伴う湿疹が多数出現します。湿疹は、肘、膝、臀部などに出現する事もあります。口の中には水ぶくれの他に潰瘍を伴う事もあり、痛みにより水分や食事がとれなくなる事もあります。また、同時期に発熱を伴う事もあります。3-7日かけ、自然に良くなります。

    手足口病の、その他の症状について教えて下さい。

    非常にまれではありますが、髄膜炎、脳炎、急性小脳失調症など、中枢神経系の疾患を起こすことが知られています。

    手足口病が重症化すると、どのような症状が起こりますか?

    通常は1週間程度かけ自然に改善していきます。重症化する事は少ないですが、乳幼児では口の中にできた水疱、潰瘍の痛みにより食欲低下、水分不足などから脱水になってしまう場合があり、そういった場合は点滴が必要になる事があります。

    手足口病は、どのように診断するのですか?

    基本的には流行状況、症状による臨床診断で十分に診断できます。 どうしても確実な診断をつけたいときは、髄液や便などからウイルス分離をしたり、遺伝子診断を行う事もあります。血液検査で抗体値を調べる方法もあります。

    手足口病の、その他の検査について教えて下さい。

    基本的には、検査を行うことはありません。発熱が長期にわたる場合は他の疾患と鑑別をするために血液検査を行こともあります。また、髄膜炎が疑われる場合は髄液検査などを行うこともあります。

    手足口病と診断が紛らわしい病気はありますか?

    発熱、水ぶくれが見られる疾患に、ヘルパンギーナ、水痘、ヘルペスによる歯肉口内炎などがあげられます。また、発熱は認めませんが、口内炎、伝染性軟属腫(水いぼ)も挙げられます。

    手足口病の治療法について教えて下さい。

    自然に治る場合がほとんどですが、症状に対する治療を行うことがあります。ウイルスなので抗生剤は効きません。対処療法が中心となります。発熱に対し、解熱剤を使って治療します。発疹に痒みを伴った場合は抗ヒスタミン剤を使用します。

    手足口病では入院が必要ですか?通院はどの程度必要ですか?

    基本的には外来治療で自然に良くなります。食事ができず脱水になった場合は点滴をするために入院することもあります。症状が改善した後は基本的には通院は不要です。 髄膜炎、脳炎の場合はそれぞれの治療をするために入院が必要です。

    手足口病は、再発を予防できる病気ですか?

    原因となるウイルスが何種類もあるため一度かかっても何度も感染します。手洗い、うがいを行うなど身近にできることから感染を防ぐしかありません。

    手足口病に関して、日常生活で気をつけるべき点について教えて下さい。

    手足口病は飛沫感染でうつります。手足口病と判明している人との濃厚な接触をさけるのはもちろんですが、流行シーズンはマスクをする、なるべく人ごみにでない、手洗い・うがいをしっかりする事が大切です。

    手足口病は、完治する病気ですか?あるいは、治っても後遺症の残る病気ですか?

    手足口病の感染が改善すれば完治します。髄膜炎、脳炎になった場合は後遺症が残る場合があります。

    手足口病では出席停止期間はありますか??

    法律で決められた出席停止期間はありません。しかし、熱があるとき、食事がとれないときはもちろんお休みしましょう。解熱し全身状態がよくなれば登園、登校可能です。