湿疹（皮膚炎）の注意点について

かきむしると悪化するので、なるべくかかないようにしてください。湿疹は1週間程度で改善していくことが多いです。なかなかよくならない場合には、他の皮膚の病気の可能性もあるので、皮膚科を受診するようにしてください。

1. 湿疹はかかないほうが良い？

湿疹はかきむしると悪化したり、傷口から感染を起こし、治療が難しくなることがあります。そのため、なるべくかかないようにしてください。かゆみを抑える薬もあるので、かゆみが辛い場合には、皮膚科のお医者さんに相談するようにしてください。

2. 保湿はどのように行えば良いか

乾燥は湿疹の原因にもなります。そのため、保湿をすることは湿疹を予防するうえでも重要です。冬場の乾燥した季節や手洗いをした後に皮膚がガサついていると感じたら、保湿を行うようにしてください。保湿クリームにどれが良いということはなく、肌に合うものを選んでください。また、保湿クリームは肌に馴染ませるように塗ると良いです。ベタつきが気になる場合には軽い仕上がりのものを選んでみてください。

3. 赤ちゃんのスキンケアについて

湿疹は赤ちゃんにもできやすい病気です。赤ちゃんの湿疹を予防するために、以下のポイントに注意しながら行うと良いです。

• おむつ交換をこまめに行う（尿や便の刺激は湿疹を悪化させる）
• おしりを洗う時はぬるま湯を含ませた柔らかい布などで優しく拭くようする（ゴシゴシ洗うとその刺激が湿疹を悪化させる）
• 洗浄後には肌が乾燥しないように市販のベビー用ワセリンなどを塗る

もし、上記対応により改善が乏しい場合には、カビによる湿疹を起こしている可能性があります。そのような場合には皮膚科や小児科のお医者さんと相談するようにしてください。

4. 湿疹に効くサプリメントはあるか

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのビタミンは肌の状態を保つうえで必要な成分です。逆に言うと、ビタミン不足は湿疹を悪化させる要因になります。湿疹を悪化させないためにも、偏った食生活は避けたほうが良いです。

最近ではビタミンのサプリメントも発売されています。偏った食生活をしていなければ、湿疹を引き起こすほどのビタミン不足に陥ることは多くないですが、もしビタミン不足が気になる人はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などが入ったサプリメントを試してみても良いかもしれません。

5. 湿疹が治らない場合にはどうしたら良いか

湿疹は治療をはじめてから数日から1週間程度で改善することが多いです。もし、長期間の治療を行っても良くならない場合には、他の皮膚の病気の可能性も考えられます。症状の改善が乏しい場合には、皮膚科を受診するようにしてください。