おうもんきんにくしゅ
横紋筋肉腫
自分の意思で動かすことのできる「横紋筋(おうもんきん)」と呼ばれる筋肉に腫瘍ができた状態。
6人の医師がチェック 63回の改訂 最終更新: 2017.06.15

横紋筋肉腫の基礎知識

横紋筋肉腫について

  • 自分の意思で動かすことのできる「横紋筋(おうもんきん)」と呼ばれる筋肉に腫瘍ができた状態
    • 腫瘍ができることで、血管や神経を圧迫し、痛みや腫れなどの症状が出現する
  • 遺伝子の異常が関わっていると言われている
  • 男児に多い
    • 学童期に発症することが多い
    • 小児がんのうち3~4%を占める
  • 腫瘍は、眼のまわりや頭蓋骨の下、手足にできやすい

横紋筋肉腫の症状

  • 腫瘍が生じることによる、腫れやしこり
  • 腫瘍ができた場所によって様々な症状が出る
    • 顔面にできた場合、顔面痛や頭痛が出る
    • 泌尿器にできた場合、血尿や排尿ができなくなるなどの症状が出る
    • 目の周りにできた場合、物が二重に見えたり視力が落ちたりする

横紋筋肉腫の検査・診断

  • 画像検査:腫瘍の位置や大きさなどを調べる
    • レントゲン検査(X線写真)
    • CT検査
    • MRI検査
  • 組織診:腫瘍を切り取って、腫瘍が良性か悪性か調べる
    • 診断を確定するのに必要

横紋筋肉腫の治療法

  • 以下の3つの治療法を組み合わせるのが標準的
    • 化学療法抗がん剤
    • 放射線療法
      腫瘍に放射線をあてて、腫瘍の組織を壊す
    • 手術
      ・手術中に転移した場所が見つかった場合は、その場で転移した部分も取り除く
      ・手術の前に化学療法や放射線療法を行い、腫瘍を小さくしてから行うことが多い
  • 長期的な経過
    • 手術だけを行っても再発することが多いため、手術後に化学療法が必要になることが多い

横紋筋肉腫に関連する治療薬

アルキル化剤

  • 細胞増殖に必要なDNAに作用しDNA複製阻害作用やDNAの破壊作用により抗腫瘍効果をあらわす薬
    • がん細胞は無秩序な増殖を繰り返し転移することで細胞を障害し組織を壊す
    • 細胞の増殖には遺伝情報をもつDNAの複製が必要となる
    • 本剤は薬剤中のアルキル基というものがDNAに結合することで抗腫瘍効果をあらわす

アルキル化剤についてもっと詳しく


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