さこつこっせつ
鎖骨骨折
鎖骨の骨折。転倒して手や肘をついたときに起こりやすい。
8人の医師がチェック 93回の改訂 最終更新: 2017.12.06

鎖骨骨折の基礎知識

鎖骨骨折について

  • 鎖骨が骨折すること
    • 転倒して手や肘などをついた際に、鎖骨に強い力が加わることで起こる
  • 主な原因
    • 転倒
    • 交通事故
  • 全骨折の約10%を占める
    • 男性に多い
    • 小児や高齢者に起こることが多い
  • 病気の知識
    • 鎖骨の働き:呼吸や肩の運動を行う(肩を動かす際の支点となる)
    • 鎖骨の周辺には、肺や、重要な神経や血管がある

鎖骨骨折の症状

  • 主な症状
    • 肩の腫れ、痛み、動かしづらさ
  • 重症の場合には、折れた鎖骨が皮膚の外に飛び出ることもある(開放骨折

鎖骨骨折の検査・診断

  • 触診:鎖骨を手で触り、痛みがあるかどうか、関節のずれがあるかどうかを調べる
  • レントゲン検査:骨折がないか調べる
  • MRI検査
    • 感覚障害などがあれば神経が切れていないかを調べるために行うことがある

鎖骨骨折の治療法

  • 主な治療
    • 保存療法三角巾もしくは専用の装具で肩を固定する
    • 手術:プレート固定術、ワイヤー固定術(折れた骨をつなぐ)
    • リハビリテーション:肩の働きを改善し日常生活に必要な動きができるようにする
  • 長期的な経過
    • 骨が元のようにくっつくまでには、整復や手術の後から4-12週かかることが一般的
    • 骨折する前のレベルまで治ることが多い

鎖骨骨折の経過と病院探しのポイント

鎖骨骨折が心配な方

鎖骨骨折は、運動中のケガや交通事故で生じやすい疾患です。肩や胸の上部が腫れて鎖骨骨折でないかと心配になった時は、まずは整形外科のクリニックや、お近くの救急外来を受診されることをお勧めします。鎖骨骨折は手術を行わずに治療することが多いため、クリニックで診断から治療までの対応が可能です。ただし重症のケガで骨折部位のズレが大きい場合や、骨が皮膚から飛び出しているというような場合では手術が必要になります。

鎖骨骨折の診断はレントゲンで行います。整形外科のクリニックであれば、総合病院でなくても、基本的にレントゲンの設備がありますので、クリニックでの診断が可能です。夜間や土日祝日に医療機関を受診する際には注意が必要です。救急外来が24時間受付をしていたとしても、整形外科や救急科の医師が常に院内に常駐しているとは限りません。そのため、微細な骨折であればレントゲンでも見逃してしまうことがありえます。専門外の医師だけでは診断が難しい場合もありますので、整形外科の対応が可能かどうかを受診前に病院に確認してから受診することも選択肢の一つです。

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鎖骨骨折でお困りの方

皮膚から骨が飛び出しているような骨折(開放骨折といいます)では、受傷後早期に総合病院での手術が必要になります。逆にそのような場合を除き、基本的に手術は行わず、保存的に治療します。具体的には、三角巾やクラビクルバンドと言われる専用のバンドで鎖骨を固定し、胸を張るような姿勢を保つことが治療となります。この姿勢を保つことで骨折した鎖骨を正しい位置に固定することができます。

治療を始めてからは定期的に整形外科に通院し、レントゲン撮影で骨折の状態を確認していきます。治癒にかかる時間は骨折の程度によってかわりますが、基本的には保存的治療または手術を行ってから、4-12週で治癒する事が多いです。

鎖骨骨折は、整形外科のクリニックであれば、特に専門を限らずに定期的な通院での対応が可能な病気です。医師の判断によって治療方針が大きく変わってくるような病気ではありませんので、信頼できて、日常生活の悩みをしっかり相談できる主治医を見つけることも大切です。

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