まんせいふくじんひしつきのうていかしょう(あじそんびょう)
慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)
副腎から出るステロイドホルモンの量が、何らかの原因で減ってしまった状態
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最終更新: 2019.01.09
慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の基礎知識
POINT 慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)とは
副腎から出るホルモンの量が減ってしまった状態のことです。副腎皮質からはコルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンの3つのホルモンが出ていますが、慢性副腎皮質機能低下症ではこのホルモンが減少します。主な原因は結核や自己免疫性疾患(自分の身体を守る免疫が自分の身体を攻撃する病気)、肺がんの転移などです。疲れやすさやだるさ、体重の減少、食欲不振が主な症状です。慢性副腎皮質機能低下症が疑われる人には血液検査や尿検査、画像検査(超音波検査やCT検査など)が行われます。治療では、不足しているホルモンを内服して補充します。慢性副腎皮質機能低下症に思い当たる節がある人は一般内科や内分泌内科を受診してください。
慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)について
慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の症状
慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の検査・診断
- 血液検査:血液中の
副腎皮質ホルモン の濃度を確認する- 通常時の採血の他に、
ACTH (副腎皮質ホルモンを増やすホルモン )を注射した後に採血する方法がある
- 通常時の採血の他に、
- 尿検査
- 画像検査:副腎に
腫瘍 がないかなどを調べる腹部CT検査