もやもやびょう
もやもや病
脳に酸素や栄養を供給する太い動脈が、何年もかけてゆっくりと細くなっていき、不足した血液を補うために周りから細い血管(もやもや血管)ができる病気
17人の医師がチェック 190回の改訂 最終更新: 2018.08.21

Beta もやもや病についての医師コメント

もやもや病は、脳の血管の一部が次第に詰まっていき、それに伴って脳出血や脳梗塞を引き起こしうる疾患です。
血管が詰まっていくのを止める治療は現時点ではないため、引き起こされる脳出血や脳梗塞をいかに防ぐかが大事になってきますが、それらが起こって初めて見つかることも多いです。

徐々に進行する疾患であるため、現在の血管や脳血流の状態を精査して、手術などの治療の必要性を判断することになります。またこの疾患は難病指定されているため、その意味でも正確な診断が必要です。

脳出血や脳梗塞を起こした場合にはそれぞれに対する治療を行うことになります。

子供の場合も成人の場合も、将来脳卒中(脳梗塞・脳出血)を起こさない、または再発させないために、病状をしっかりと評価して治療が必要かどうか判断してもらうこととが大切です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.27

日本人に多い病気で、もやもや家系もあるので、ご家族にもやもや病がいる方は、いずれ脳のMRIなどを撮像したほうが良いでしょう。日本で発見され日本で研究が進んでいる病気ですが、珍しい病気なので、治療を専門にしている医療機関を受診されることをお勧めいたします。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.27

12歳の男の子で、お母さんがもやもや病と診断されています。念のためMRIを撮像すると、男の子にももやもや病の傾向がありました。半年後には、ラーメンを食べるときやリコーダーを吹くときに、意識を失ったり、右手がしびれたりする、といったことが起き始めました。改めてMRIをとると、特に左側のもやもや病が進行していました。左側の頭皮の血管と筋肉を脳の表面につなぐことで、脳の表面に足りていない血流を補う治療を行いました。(複合バイパス術)術後は問題なく退院し、ラーメンもリコーダーも問題なくなりました。今後反対側の右側の症状が起きる可能性があるので、外来で経過観察しています。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.02.27