◆182人を3つのグループに分けて検証
マインドフルネス療法とは、瞑想などを取り込んだ心理療法のひとつです。
全般性不安障害を持っている182人の参加者が3つのグループに割り当てられました。グループごとにマインドフルネス認知療法または、認知行動療法に基づく心理教育または、通常のケアを続けました。その後、不安症状の改善を評価しました。
◆両療法で不安軽減
検証を行った結果は、通常のケアに比べてマインドフルネス認知療法または、認知行動療法に基づく心理教育を行った両方のグループで不安の減少効果が得られました。
マインドフルネス認知療法または、認知行動療法に基づく心理教育によって、全般性不安障害の治療がより効果的にできるかもしれません。今後も精神科疾患が改善する研究報告が出ることを願っています。
執筆者
Mindfulness-based cognitive therapy v. group psychoeducation for people with generalised anxiety disorder: randomised controlled trial.
Br J Psychiatry. 2016 Feb 4.
[PMID: 26846612]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。