2016.01.22 | ニュース

空気汚染が不妊症に関連

36,294人を対象にして検証
from Human reproduction (Oxford, England)
空気汚染が不妊症に関連の写真
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空気が汚染された環境にさらされると、肺や気管支以外の臓器にも影響があるという研究結果があります。不妊症にも空気汚染が関係しているかもしれせん。看護師の調査によって集められたデータを基に検証されました

◆ 空気汚染と不妊症

この研究は、1989年9月から2003年の12月までに女性看護師から集められた36,924人分のデータを対象としました。対象者の住所から主要道路までの距離をはかり、不妊の関連性が統計解析されました。
 

◆ 空気汚染は不妊症に関連

次の結果が得られました

不妊症になるリスクは主要道路に遠いところより近いところに住む人で少しだけ増加した。多変量調整されたハザード比=1.11 (信頼区間: 1.02-1.20)。

データ解析から主要道路までの距離が遠いと不妊症になる確率が下がるという関係が見られました。

 

不妊症ホルモン異常や子宮の障害が原因で起こる場合もあるので、空気汚染だけで不妊症を説明することはできません。しかし、空気のきれいな環境の場所に住むことは、女性の健康にとって望ましいことなのかもしれません。

執筆者

宮本 望都喜

参考文献

Adult air pollution exposure and risk of infertility in the Nurses' Health Study II.

Hum Reprod. 2016 Jan 2. [Epub ahead of print]

[PMID: 26724803]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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