2015.12.31 | ニュース

膝の前十字靭帯を損傷した人の筋力はどれぐらいのペースで回復するか?

24人を分析
from Journal of sport rehabilitation
膝の前十字靭帯を損傷した人の筋力はどれぐらいのペースで回復するか? の写真
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前十字靭帯損傷は、スポーツで起こりうる病気のひとつです。早期からリハビリテーションが行われることが多いですが、今回の研究では、早期からリハビリテーションを行った人では、筋力の回復にどのような傾向があるか検証しました。

◆リハビリテーションをした人は筋力がどうなった?

今回の研究では、前十字靭帯損傷後に手術を行い、リハビリテーションを受けている24人を対象に手術後4、8、12週間後で、太ももの筋力の回復がどのように変化しているか検証しました。

 

◆12週まで筋力は増加していく

以下の結果が得られました。

大腿四頭筋とハムストリングスの筋力は、受傷側の下肢(大腿四頭筋 F2,46 = 58.3, P < .001; ハムストリングス F2,46 = 35.7, P < .001)と非受傷側の下肢(大腿四頭筋 F2,46 = 17.9, P < .001; ハムストリングス F2,46 =56.9, P = .001)の両方で、時間とともに有意に増加した。

手術後に早期からリハビリテーションを行った人では、手術後12週まで太ももの筋力が増加していくという結果でした。

 

膝の靭帯損傷では、再発予防に筋力の改善も重要です。リハビリテーションの方法は専門家に相談しながら、期待できるペースを考えながら実施する必要があります。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Quadriceps and Hamstring Strength Recovery During Early Neuromuscular Rehabilitation After ACL Hamstring-Tendon Autograft Reconstruction.

J Sport Rehabil. 2015 Nov

[PMID: 26633588]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。