2015.12.21 | ニュース

前十字靭帯損傷をした選手はどこが弱かったか?

501人を分析
from The American journal of sports medicine
前十字靭帯損傷をした選手はどこが弱かったか? の写真
(C) Andrey Popov - Fotolia.com

スポーツ選手のケガに膝の前十字靭帯損傷があります。今回の研究では、アスリートを対象に前十字靭帯損傷と筋力の関連性を検証しました。

◆前十字靭帯損傷と関連する筋力は?

今回の研究では、様々なスポーツのアスリート501人を対象に、前十字靭帯損傷の発生と股関節の筋力(外旋と外転の筋力)との関連性を検証しました。 股関節の外旋は、股関節があぐらを組むように動く運動のことで、外転は足を開くように動く運動のことです。

 

◆前十字靭帯損傷は、股関節の外旋、外転の筋力が弱いと起こる?

以下の結果が得られました。

別々にロジスティック回帰モデルを行うと、障害側の股関節の筋力は将来的なケガのリスクを増やした(外旋:オッズ比1.23、95%信頼区間1.08-1.39、p=0.001、外転:オッズ比1.12、95%信頼区間1.05-1.20、p=0.001)。

前十字靭帯損傷を起こした人では、損傷側の股関節の筋力が弱いという結果でした。

 

股関節の筋力が弱い人は、前十字靭帯損傷に気をつける必要があるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Hip Muscle Strength Predicts Noncontact Anterior Cruciate Ligament Injury in Male and Female Athletes: A Prospective Study.

Am J Sports Med. 2015 Dec 8

[PMID: 26646514]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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