2015.11.13 | ニュース

原因不明の脳卒中には喫煙が関連していた?

フランスの研究チームが310人を分析
from Journal of stroke and cerebrovascular diseases : the official journal of National Stroke Association
原因不明の脳卒中には喫煙が関連していた? の写真
(C) corund - Fotolia.com

脳卒中の中には発症の原因が不明なもの(潜因性脳卒中)も多いと言われています。今回の研究では、比較的若い人に起こったそのような原因不明の脳卒中と喫煙の関係を検証しました。

◆潜因性脳卒中の発症に関連する要因を検証

今回の研究では、18歳から54歳の潜因性脳卒中患者155人と特性が類似している対照群155人を比較し、潜因性脳卒中発症に関連する要因を検証しました。

 

◆潜因性脳卒中は喫煙と関連している?

以下の結果が得られました。

潜因性脳卒中は、現在の喫煙と関連していた(患者では42.6%、対照群では23.9%、オッズ比2.38、95%信頼区間1.40-4.05、p=.002)。

潜因性脳卒中を発症した人には、対照群と比較して、喫煙者がいる割合が多いという結果でした。

 

この結果から、原因不明とされていた脳卒中の一部では、原因に喫煙が関係していたのかもしれません。禁煙のほかにも、喫煙によって起こる血管の変化などに注目することで、効果的な予防や早期治療法の研究に結び付くかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Tobacco Use and Cryptogenic Stroke in Young Adults.

J Stroke Cerebrovasc Dis. 2015 Oct 5

[PMID: 26481958]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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