2015.10.12 | ニュース

大学サッカー選手のケガ予防法、FIFA11+

ランダム化比較試験により検証
from The American journal of sports medicine
大学サッカー選手のケガ予防法、FIFA11+ の写真
(C) makieni - Fotolia.com

サッカー選手は、足首の捻挫や膝の靭帯損傷などのケガがつきものですが、その予防により選手としてサッカーを続けられるかが変わるかもしれません。今回の研究では、国際サッカー連盟が提唱する予防プログラムの効果を検証しました。

◆大学サッカー選手に対するFIFA11+ケガ予防プログラムの有効性を検証

FIFA11+ケガ予防プログラムは、様々な種類のランニングプログラム8分、バランスエクササイズ10分、ランニングエクササイズ2分の3種類の運動からなる計20分の予防プログラムです。

今回の研究は、アメリカの大学サッカーリーグに所属する65チームを対照群とFIFA11+群にランダムに分け、所属選手のケガ予防への効果を検証しました。

 

◆FIFA11+ケガ予防プログラムでケガの発生率が減少

以下の結果が得られました。

男性大学生の競技サッカー選手において、FIFA11+により、46.1%ケガの率が有意に減少し、ケガによるタイムロスは28.6%減った(率比0.54、95%信頼区間0.49-0.59、p<.0001)(NNT=2.64)。

FIFA11+ケガ予防プログラムにより、ケガの発生率が46%低下し、離脱期間が28.6%短くなったという結果でした。

 

膝の靭帯損傷を発症すると、復帰には早くても1年程度かかります。サッカーのようなコンタクトスポーツと呼ばれるものは、ケガの予防が重要です。このような予防プログラムが体系化されれば、選手がより安定した活躍を見せるために有用かもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Efficacy of the FIFA 11+ Injury Prevention Program in the Collegiate Male Soccer Player.

Am J Sports Med. 2015 Sep 16

[PMID: 26378030]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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