2015.09.10 | ニュース

人工膝関節置換術後のテレリハビリは訪問リハビリと同程度の効果?

非劣性ランダム化比較試験で検討
from The Journal of bone and joint surgery. American volume
人工膝関節置換術後のテレリハビリは訪問リハビリと同程度の効果?の写真
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自宅でリハビリテーションを受ける方法として、テレリハビリという方法があります。今回、人工膝関節置換術後の患者を対象に、テレリハビリを行った場合と自宅への訪問リハビリを行った場合で、膝の機能がどう変化するかを調査しました。

◆テレリハビリとは?

テレリハビリとは電話やインターネットなどを使い、遠隔でもセラピストの指導を受けながらリハビリを行える方法です。これにより、外出が困難な患者も自宅にいながらリハビリを行うことができます。

 

◆人工膝関節置換術後の患者205人を対象に分析

この研究は、人工膝関節置換術後の患者205人を対象とし、対象者をテレリハビリを行う群と、訪問リハビリを行う群にランダムにわけました。エクササイズはどちらも同じ内容を2か月間行い、膝の痛みや機能を評価しました。評価は、エクササイズ前、2か月のエクササイズ後(退院後2か月)、エクササイズ後2か月(退院後4か月)の3回実施しました。

 

◆テレリハビリと訪問リハビリの効果は同程度?

エクササイズ後2か月で、テレリハビリを行う群と訪問リハビリを行う群との比較は、以下の通りでした。

最終フォローアップの評価時、Womac gainsの両群間の平均差(ベースラインで調整)は、0に近く(182人の患者はプロトコル重視の分析を実施)、総合スコアで-1.6%(95%信頼区間:-5.6%、2.3%)[...]であった。

テレリハビリでも訪問リハビリでも、膝の機能の改善は同程度の効果でした。

 

テレリハビリが行える環境が整備され、効果が明らかとなれば、訪問リハビリ以外の自宅で行うリハビリの方法のひとつとして選択肢に加わるかもしれません。

執筆者

com

参考文献

In-Home Telerehabilitation Compared with Face-to-Face Rehabilitation After Total Knee Arthroplasty: A Noninferiority Randomized Controlled Trial. 

J Bone Joint Surg Am. 2015 Jul 15

[PMID: 26178888]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。