パーキンソン病の症状、すくみ足に運動療法は有効か

パーキンソン病は、脳からの命令が全身にうまく伝わらず、身体が自由に動かなくなる病気です。研究グループは、パーキンソン病で起こるすくみ足という症状に対して、2週間にわたる訓練の効果を調べました。
◆パーキンソン病患者に対する訓練効果を検証
パーキンソン病の
◆すくみ足に運動療法の効果あり
研究の結果、以下のことが示されました。
プログラムによって、フリージングスコアが3.0改善するという統計学的に
有意 な治療効果が得られた。(95%信頼区間 0.9-5.0、p < 0.01)。
この結果は、運動療法によって、すくみ足が軽減したことを示しています。
症状が徐々に進行するパーキンソン病。リハビリテーションは、症状緩和の一助となるかもしれません。どのような訓練がより効果的か、今後の研究が期待されます。
執筆者
Randomized cross-over trial to investigate the efficacy of a two-weekphysiotherapy programme with repetitive exercises of cueing to reduce the severity of freezing of gait in patients with Parkinson's disease.
Clin Rehabil. 2014.
[PMID: 24691217]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。