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キュビシン静注用350mg
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キュビシン静注用350mgの基本情報

キュビシン静注用350mgの概要

商品名 キュビシン静注用350mg
一般名 ダプトマイシン注射用
薬価・規格 9015.0円 (350mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 MSD
YJコード 6119402D1021
レセプト電算コード 622085501
添付文書PDFファイル

キュビシン静注用350mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • ペプチド系の抗生物質です。細菌の膜に障害を与えて細菌の増殖をおさえる働きがあります。

キュビシン静注用350mgの用途

キュビシン静注用350mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、下痢、湿疹、肝機能検査異常、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、血小板数減少、CK上昇、好酸球数増加、発疹

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、ショック、急性汎発性発疹性膿疱症、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK値上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、好酸球性肺炎、低酸素血症性呼吸困難、びまん性肺浸潤、末梢性ニューロパチー、腎不全、重篤な腎障害、偽膜性大腸炎

上記以外の副作用

腎障害、尿路感染、真菌感染、カンジダ感染、真菌血症、貧血、血小板増加症、好酸球増加症、高血糖、電解質失調、食欲減退、不安、不眠症、浮動性めまい、頭痛、錯感覚、振戦、味覚異常、回転性めまい、上室性不整脈、高血圧、低血圧、潮紅、消化器痛、腹痛、嘔吐、鼓腸、腹部膨満、腹部膨満感、便秘、悪心、消化不良、黄疸、皮膚そう痒症、蕁麻疹、小水疱水疱性皮疹、粘膜性小水疱水疱性皮疹、非粘膜性小水疱水疱性皮疹、四肢痛、筋力低下、関節痛、腟炎、無力症、注射部位反応、悪寒、疲労、血管性浮腫、血中クレアチニン上昇、INR増加、LDH上昇、プロトロンビン時間延長

キュビシン静注用350mgの用法・用量

  • 〈成人〉敗血症、感染性心内膜炎通常、成人にはダプトマイシンとして1日1回6mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注又は緩徐に静脈内注射する
  • 深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染通常、成人にはダプトマイシンとして1日1回4mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注又は緩徐に静脈内注射する
  • 〈小児〉敗血症通常、ダプトマイシンとして次の用法及び用量に従い投与する
  • 1). 12歳以上18歳未満:1日1回7mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注
  • 2). 7歳以上12歳未満:1日1回9mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注
  • 3). 1歳以上7歳未満:1日1回12mg/kgを24時間ごとに60分かけて点滴静注
  • 深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染通常、ダプトマイシンとして次の用法及び用量に従い投与する
  • 1). 12歳以上18歳未満:1日1回5mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注
  • 2). 7歳以上12歳未満:1日1回7mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注
  • 3). 2歳以上7歳未満:1日1回9mg/kgを24時間ごとに60分かけて点滴静注
  • 4). 1歳以上2歳未満:1日1回10mg/kgを24時間ごとに60分かけて点滴静注
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. ダプトマイシンは主に腎臓で排泄されるため、血液透析又は連続携行式腹膜透析(CAPD)を受けている患者を含む腎機能障害の成人患者では、次を目安に本剤の投与間隔を調節すること
  • 小児の腎機能障害患者に対する検討は行われていない〔9.2.1、9.2.2、16.6.1参照〕
  • 1). 〈敗血症、感染性心内膜炎〉腎機能障害の成人患者;①クレアチニンクリアランス(CLcr)≧30mL/min:1回6mg/kgを24時間ごと、②クレアチニンクリアランス(CLcr)<30mL/min(血液透析又はCAPDを受けている患者を含む):1回6mg/kgを48時間ごと(可能な場合、血液透析日には血液透析後に本剤を投与すること、週3回でも可)
  • 2). 〈深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染〉腎機能障害の成人患者;①クレアチニンクリアランス(CLcr)≧30mL/min:1回4mg/kgを24時間ごと、②クレアチニンクリアランス(CLcr)<30mL/min(血液透析又はCAPDを受けている患者を含む):1回4mg/kgを48時間ごと(可能な場合、血液透析日には血液透析後に本剤を投与すること、週3回でも可)
  • 7.2. 本剤は、1日2回以上投与しないこと(海外第1相及び第2相試験において1日2回以上投与した場合、血中CK値上昇した)
  • 7.3. グラム陰性菌等を含む混合感染と診断された場合、又は混合感染が疑われる場合は本剤と適切な薬剤を併用して治療を行うこと(ダプトマイシンはグラム陽性菌に対してのみ抗菌活性を有する)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

キュビシン静注用350mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

キュビシン静注用350mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
HMG-CoA還元酵素阻害剤 CKが上昇

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