処方薬
グルファストOD錠5mg
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グルファストOD錠5mgの基本情報

グルファストOD錠5mgの概要

商品名 グルファストOD錠5mg
一般名 ミチグリニドカルシウム水和物口腔内崩壊錠
薬価・規格 15.5円 (5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 キッセイ薬品
ブランド グルファスト錠5mg 他
YJコード 3969008F3021
レセプト電算コード 622462401
識別コード @
添付文書PDFファイル

グルファストOD錠5mgの主な効果と作用

  • 糖尿病を治療するお薬です。
  • インスリンの分泌を促して食後の血糖値の上昇をおさえる働きがあります。

グルファストOD錠5mgの用途

グルファストOD錠5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発汗、悪寒、意識低下、倦怠感、動悸、頭重感、眼のしょぼしょぼ感、嘔気、気分不良、しびれ感、眠気

起こる可能性のある重大な副作用

低血糖、低血糖症状、眩暈、空腹感、振戦、脱力感、冷汗、意識消失、心筋梗塞、肝機能障害、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇

上記以外の副作用

歩行困難、あくび、ピルビン酸上昇、BNP上昇、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、口内炎、口渇、胸やけ、嘔吐、胃不快感、胃炎、胃痛、胃潰瘍、胃腸炎、腹部膨満、腹痛、放屁増加、下痢、軟便、便秘、食欲不振、食欲亢進、湿疹、皮膚そう痒、皮膚乾燥、背部痛、筋肉痛、関節痛、下肢痙直、筋骨格硬直、頭痛、不眠、耳痛、胆嚢ポリープ、LDH上昇、総ビリルビン上昇、心拡大、心室性期外収縮、高血圧悪化、血圧上昇、咳、咽頭異和感、かぜ症候群、腎嚢胞、頻尿、尿蛋白、尿潜血、ほてり、浮腫、脱毛、胸部不快感、胸痛、右季肋部痛、四肢痛、体重増加、乳酸上昇、遊離脂肪酸上昇、総コレステロール上昇、LDL-コレステロール上昇、トリグリセリド上昇、尿酸上昇、CK上昇、カリウム上昇、舌のしびれ、発疹

グルファストOD錠5mgの用法・用量

  • 通常、成人にはミチグリニドカルシウム水和物として1回10mgを1日3回毎食直前に経口投与する
    • なお、患者の状態に応じて適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱するので、効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、本剤の投与は毎食直前(5分以内)とすること
    • また、本剤は投与後速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食前15分に血中インスリン値が上昇し食事開始時の血糖値が低下することが報告されており、食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある
  • 7.2. 高齢者では、状況に応じて低用量(1回量5mg)から投与を開始することが望ましい〔9.8高齢者の項参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

グルファストOD錠5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
    • 1型糖尿病
    • 胃腸障害
    • 栄養不良状態
    • 嘔吐
    • 過度のアルコール摂取
    • 肝機能障害
    • 飢餓状態
    • 虚血性心疾患
    • 下痢
    • 腎機能障害
    • 低血糖
    • 脳下垂体機能不全
    • 激しい筋肉運動
    • 副腎機能不全
    • 慢性腎不全
    • 食事摂取量不足

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

グルファストOD錠5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
糖尿病用薬 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
インスリン製剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強、低血糖のリスクが増加
ビグアナイド系製剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
DPP-4阻害剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
GLP-1アナログ 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
SGLT2阻害剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
チアゾリジン系薬剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強、浮腫
サリチル酸製剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
アスピリン 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
クロフィブラート 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
サルファ剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
スルファメトキサゾール 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
β-遮断剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
プロプラノロール 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
蛋白同化ステロイド 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
テトラサイクリン系抗生物質 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
塩酸テトラサイクリン 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
塩酸ミノサイクリン 低血糖症状、空腹感・あくび・悪心・無気力・だるさ等の初期症状、血圧上昇・発汗・ふるえ・顔面蒼白等の症状を経て意識消失・けいれん・昏睡、血糖降下作用が増強
エピネフリン 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
副腎皮質ホルモン剤 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
メチルプレドニゾロン 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
卵胞ホルモン 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
エチニルエストラジオール 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
ニコチン酸製剤 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
イソニアジド 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
ピラジナミド 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
フェノチアジン系薬剤 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
クロルプロマジン 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
利尿剤 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
チアジド系薬剤 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良
フェニトイン 経口血糖降下剤の効果を減弱させ血糖値が上昇してコントロール不良

飲食物との組み合わせ注意

  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>

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グルファストOD錠5mgに関係する解説

グリニド系薬(速効型インスリン分泌促進薬)

  • グルファストOD錠5mgは、グリニド系薬(速効型インスリン分泌促進薬)に分類される。
  • グリニド系薬(速効型インスリン分泌促進薬)とは、服用後にすばやくインスリンを分泌させ食後の高血糖を改善する薬。

グリニド系薬(速効型インスリン分泌促進薬)の代表的な商品名

  • スターシス、ファスティック
  • グルファスト
  • シュアポスト
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