処方薬
クロピドグレル錠25mg「TCK」
後発

クロピドグレル錠25mg「TCK」の基本情報

クロピドグレル錠25mg「TCK」の概要

商品名 クロピドグレル錠25mg「TCK」
一般名 クロピドグレル硫酸塩錠
薬価・規格 16.0円 (25mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 辰巳化学
ブランド クロピドグレル錠25mg「TCK」 他
YJコード 3399008F1130
レセプト電算コード 622424101
識別コード クロピドグレル25TCK
添付文書PDFファイル

クロピドグレル錠25mg「TCK」の主な効果と作用

  • 血を固まりにくくし、血液の流れをよくするお薬です。
  • 血小板の働きをおさえ、血液が固まるのを防ぎ、血管がつまらないようにする働きがあります。

クロピドグレル錠25mg「TCK」の用途

  • 虚血性脳血管障害<心原性脳塞栓症を除く>後の再発抑制
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される急性冠症候群
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される虚血性心疾患
  • 末梢動脈疾患血栓・塞栓形成の抑制
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用されるST上昇心筋梗塞
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される安定狭心症
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される陳旧性心筋梗塞
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される非ST上昇心筋梗塞
  • 経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される不安定狭心症

クロピドグレル錠25mg「TCK」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

紫斑病、貧血、紅斑、K上昇、皮下出血、鼻出血、止血延長、眼出血、歯肉出血、痔出血、血痰

起こる可能性のある重大な副作用

脳出血、頭蓋内出血、下血、胃腸出血、眼底出血、頭痛、悪心、嘔吐、片麻痺、出血を示唆する臨床症状、出血、吐血、後腹膜出血、意識障害、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、肝機能障害、黄疸、ALT上昇、γ-GTP上昇、AST上昇、急性肝不全、肝炎、血栓性血小板減少性紫斑病、血小板減少、紫斑、TTP、倦怠感、食欲不振、出血症状、精神・神経症状、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、発熱、腎機能障害、好酸球性肺炎、咳嗽、呼吸困難、肺音異常、無顆粒球症、再生不良性貧血、汎血球減少症、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形滲出性紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、発疹、薬剤性過敏症症候群、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、後天性血友病、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、インスリン自己免疫症候群、重度低血糖、硬膜下血腫、関節血腫、腹部血腫、間質性肺炎

上記以外の副作用

穿刺部位出血、処置後出血、ヘモグロビン減少、赤血球減少、ヘマトクリット減少、白血球減少、好中球減少、Al-P上昇、LDH上昇、血清ビリルビン上昇、消化器不快感、胃腸炎、口内炎、腹痛、嘔気、下痢、便秘、食道炎、代謝異常、中性脂肪上昇、総コレステロール上昇、総蛋白低下、アルブミン低下、そう痒感、湿疹、蕁麻疹、浮腫、高血圧、めまい、頻脈、不整脈、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、尿蛋白増加、血尿、尿沈渣異常、尿糖陽性、ほてり、関節炎、異常感、浮遊感、気分不良、過敏症、血清病、大腸炎、潰瘍性大腸炎、リンパ球性大腸炎、膵炎、アナフィラキシー、斑状丘疹性皮疹、血管浮腫、気管支痙攣、水疱性皮疹、扁平苔癬、味覚消失、血管炎、糸球体症、筋痛、関節痛、女性化乳房、咳、痰、月経過多、口腔内出血、術中出血、カテーテル留置部位血腫、口唇出血、陰茎出血、尿道出血、好酸球減少、胆嚢炎、胆石症、腹部膨満、消化不良、口渇、耳下腺痛、歯肉炎、歯齦炎、歯肉腫脹、唾液分泌過多、消化器粘膜出血、腸管虚血、血糖上昇、K下降、血中尿酸上昇、アミラーゼ上昇、Cl下降、Na上昇、Na下降、光線過敏性皮膚炎、眼瞼浮腫、脱毛、皮膚乾燥、眼充血、眼瞼炎、眼精疲労、視力低下、複視、嗅覚障害、結膜炎、味覚異常、しびれ、筋骨格硬直、肩こり、手指硬直、不眠症、意識喪失、音声変調、低血圧、てんかん、眠気、皮膚感覚過敏、流涙、気分変動、動悸、心電図異常、胸痛、脈拍数低下、徐脈、尿閉、頻尿、尿路感染、気管支肺炎、胸水、多発性筋炎、滑液包炎、男性乳房痛、乳汁分泌過多、乳腺炎、腰痛、多発性関節炎、肩痛、腱鞘炎、注射部位腫脹、CRP上昇

クロピドグレル錠25mg「TCK」の用法・用量

  • 〈虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制〉通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレルとして50mgを1日1回経口投与する
  • 〈経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患〉通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして300mgを1日1回経口投与し、その後、維持量として1日1回75mgを経口投与する
  • 〈末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制〉通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉空腹時の投与は避けることが望ましい(国内第1相臨床試験において絶食投与時に消化器症状がみられている)
  • 7.2. 〈虚血性脳血管障害<心原性脳塞栓症を除く>後の再発抑制〉出血増強するおそれがあるので、特に出血傾向、出血傾向素因のある患者等については、50mg1日1回から投与すること〔9.1.1参照〕
  • 7.3. 〈経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される虚血性心疾患〉抗血小板薬二剤併用療法期間は、アスピリン(81~100mg/日)と併用すること(抗血小板薬二剤併用療法期間終了後の投与方法については、国内外の最新のガイドライン等を参考にすること)
  • 7.4. 〈経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される虚血性心疾患〉ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機器の電子添文を必ず参照すること
  • 7.5. 〈経皮的冠動脈形成術<PCI>が適用される虚血性心疾患〉PCI施行前にクロピドグレル75mgを少なくとも4日間投与されている場合、ローディングドーズ投与(投与開始日に300mgを投与すること)は必須ではない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

クロピドグレル錠25mg「TCK」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 喀血
    • 過敏症
    • 硝子体出血
    • 血友病
    • 出血
    • 消化管出血
    • 頭蓋内出血
    • 尿路出血
    • 絶食
    • 高血圧が持続
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 出血傾向
    • HLA-DR4<DRB1*0406>
    • 出血傾向素因
    • 血小板凝集抑制が問題となるような手術
    • CYP2C19のIM
    • CYP2C19のPM

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

クロピドグレル錠25mg「TCK」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
非ステロイド系抗炎症剤 消化管からの出血が助長
ナプロキセン 消化管からの出血が助長
血液凝固阻止剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ワルファリン 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ヘパリン製剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
アスピリン 出血した時出血を助長、出血等の副作用
血栓溶解剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ウロキナーゼ 出血した時出血を助長、出血等の副作用
アルテプラーゼ 出血した時出血を助長、出血等の副作用
薬物代謝酵素<CYP2C19>を阻害する薬剤 本剤の作用が減弱
オメプラゾール 本剤の作用が減弱
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 出血を助長
フルボキサミンマレイン酸塩 出血を助長
塩酸セルトラリン 出血を助長
CYP2C8で代謝される薬剤 血中濃度が増加し血糖降下作用が増強
レパグリニド 血中濃度が増加し血糖降下作用が増強
セレキシパグ 活性代謝物<MRE-269>のCmax及びAUCが増加
強力なCYP2C19誘導薬 本剤の血小板阻害作用が増強されることにより出血リスクが高まる
リファンピシン類 本剤の血小板阻害作用が増強されることにより出血リスクが高まる
モルヒネ 本剤の血漿中濃度が低下
ロスバスタチン Cmaxが1.3倍・AUCが2倍上昇、AUCが1.4倍上昇

クロピドグレル錠25mg「TCK」と主成分が同じ薬

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クロピドグレル錠25mg「TCK」に関係する解説

ADP阻害薬(抗血小板薬)

  • クロピドグレル錠25mg「TCK」は、ADP阻害薬(抗血小板薬)に分類される。
  • ADP阻害薬(抗血小板薬)とは、ADP(アデノシン二リン酸)という物質の働きを阻害し、血小板の活性化に基づく血小板凝集を抑え、血栓の形成を抑え血管をつまらせないようにする薬。

ADP阻害薬(抗血小板薬)の代表的な商品名

  • プラビックス
  • エフィエント
  • パナルジン
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