処方薬
ニトロール点滴静注50mgバッグ
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ニトロール点滴静注50mgバッグの基本情報

ニトロール点滴静注50mgバッグの概要

商品名 ニトロール点滴静注50mgバッグ
一般名 硝酸イソソルビド注射液
薬価・規格 1328.0円 (0.05%100mL1袋)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 エーザイ
ブランド ニトロールRカプセル20mg 他
YJコード 2171404A8039
レセプト電算コード 620007401
添付文書PDFファイル

ニトロール点滴静注50mgバッグの主な効果と作用

  • 心臓へ酸素や栄養を運ぶ冠動脈をひろげ、血液の流れをよくする働きがあります。
  • 狭心症心不全などを治療するお薬です。

ニトロール点滴静注50mgバッグの用途

ニトロール点滴静注50mgバッグの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

血圧低下、めまい、動悸、四肢浮腫、心拍出量低下、頭痛、嘔気、嘔吐、動脈血酸素分圧低下、AST上昇、ALT上昇

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、心室細動、心室頻拍、危険な不整脈

上記以外の副作用

メトヘモグロビン血症、過敏症、発疹、徐脈、期外収縮、心房細動、全身倦怠感、興奮、陽気、食欲低下

ニトロール点滴静注50mgバッグの用法・用量

  • 〈急性心不全〉通常、成人には、硝酸イソソルビドとして1時間あたり1.5~8mgを点滴静注する
  • 投与量は患者の病態に応じて適宜増減するが、増量は1時間あたり10mgまでとする
  • 〈不安定狭心症〉通常、成人には、硝酸イソソルビドとして1時間あたり2~5mgを点滴静注する
  • 投与量は患者の病態に応じて適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ニトロール点滴静注50mgバッグの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • Eisenmenger症候群
    • 右室梗塞
    • 過敏症
    • 原発性肺高血圧症
    • 重篤な低血圧
    • 神経循環無力症
    • 心原性ショック
    • 脱水症状
    • 頭部外傷
    • 脳出血
    • 閉塞隅角緑内障
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中
    • グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 血圧低下
    • 左室充満圧の低い
    • 心拍出量低下
    • 低血圧<重篤な低血圧を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ニトロール点滴静注50mgバッグの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
PDE5阻害薬 降圧作用を増強
シルデナフィル 降圧作用を増強
塩酸バルデナフィル 降圧作用を増強
タダラフィル 降圧作用を増強
sGC刺激剤 降圧作用を増強
リオシグアト 降圧作用を増強
利尿剤 血圧低下等が増強、過度の血圧低下
血管拡張剤 血圧低下等が増強、過度の血圧低下
硝酸・亜硝酸エステル系薬剤 血圧低下等が増強、過度の血圧低下

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ニトロール点滴静注50mgバッグに関係する解説

硝酸薬

  • ニトロール点滴静注50mgバッグは、硝酸薬に分類される。
  • 硝酸薬とは、体内で一酸化窒素を生成し、この物質が心臓の冠動脈を拡げ血流量を増やし、心臓に酸素などを補給したり全身の血管抵抗を減らすことで心臓の負担を軽くする薬。

硝酸薬の代表的な商品名

  • アイトロール
  • ニトロール
  • ニトロペン
  • フランドル
  • ミオコール
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