処方薬
ナディック錠30mg
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ナディック錠30mgの基本情報

ナディック錠30mgの概要

商品名 ナディック錠30mg
一般名 ナドロール錠
薬価・規格 36.5円 (30mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 住友ファーマ
ブランド ナディック錠30mg 他
YJコード 2123015F1021
レセプト電算コード 612120226
識別コード @521
添付文書PDFファイル

ナディック錠30mgの主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓に働いて血液の拍出量を減らし、血圧を下げ、心臓の負担を少なくする働きがあります。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

ナディック錠30mgの用途

ナディック錠30mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

徐脈、動悸、心胸比増大、血圧低下、起立性低血圧、めまい、立ちくらみ、ふらつき、頭痛、頭重感、眠気

起こる可能性のある重大な副作用

心不全

上記以外の副作用

息切れ、息苦しさ、咳嗽、喀痰、嘔気、下痢、AST上昇、ALT上昇、倦怠感、疲労感、浮腫、トリグリセリド上昇、霧視、過敏症、発疹、そう痒感、房室ブロック、四肢冷感、胸部圧迫感、不眠、しびれ感、喘息発作、胃部不快感、胃重感、腹部膨満感、食欲不振、腹痛、胃痛、便秘、口渇、涙液分泌減少、ALP上昇、鼻閉、血糖値上昇、BUN上昇、脱力感、悪寒

ナディック錠30mgの用法・用量

  • ナドロールとして、通常成人に1回30~60mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α-遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα-遮断剤を併用すること〔2.8、9.1.1参照〕
  • 7.2. 腎機能障害のある患者では血中濃度が高値になることがあるので、クレアチニンクリアランス値が50mL/分以下、糸球体ろ過値が50mL/分以下の場合は、投与間隔を延長するなど慎重に投与すること〔9.2腎機能障害患者、9.8高齢者の項、16.6.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ナディック錠30mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 著しい洞性徐脈
    • 肺高血圧による右心不全
    • 気管支喘息
    • 心原性ショック
    • 代謝性アシドーシス
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 洞不全症候群
    • 洞房ブロック
    • 慢性閉塞性肺疾患
    • 高度徐脈
    • 異型狭心症
    • 未治療の褐色細胞腫
    • 未治療のパラガングリオーマ
    • 気管支痙れん
    • うっ血性心不全
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 手術前48時間
    • 腎機能障害
    • 糸球体ろ過値が50mL/分以下
    • クレアチニンクリアランス値が50mL/分以下
    • 褐色細胞腫
    • 間欠性跛行症
    • 甲状腺中毒症
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 重篤な肝機能障害
    • 徐脈
    • 長期間絶食状態
    • 低血糖症
    • 房室ブロック<1度>
    • 末梢循環障害
    • レイノー症候群
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ナディック錠30mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
クラス1抗不整脈剤 過度の心機能抑制
ジソピラミド 過度の心機能抑制
プロカインアミド 過度の心機能抑制
アミオダロン 過度の心機能抑制
ソタロール 過度の心機能抑制
強心配糖体製剤 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
ジゴキシン 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
ジギトキシン 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
カルシウム拮抗剤 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>、過度の血圧低下、心機能抑制
ベラパミル 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>、過度の血圧低下、心機能抑制
ジルチアゼム 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>、過度の血圧低下、心機能抑制
麻酔剤 過度の血圧低下、心機能抑制
ジエチルエーテル 過度の血圧低下、心機能抑制
交感神経遮断剤 過度の交感神経抑制
レセルピン 過度の交感神経抑制
フィンゴリモド 徐脈が増強
クロニジン 投与中止後のリバウンド現象<急激な血圧上昇>を増強
エピネフリン 血圧上昇、徐脈
血糖降下剤 血糖降下作用を増強、低血糖症状<心悸亢進等>をマスク
インスリン製剤 血糖降下作用を増強、低血糖症状<心悸亢進等>をマスク
クロルプロパミド 血糖降下作用を増強、低血糖症状<心悸亢進等>をマスク
トルブタミド 血糖降下作用を増強、低血糖症状<心悸亢進等>をマスク
リドカイン製剤 血中濃度が上昇
麦角アルカロイド 末梢血流量の低下により四肢の疼痛・冷感・チアノーゼ
エルゴタミンを含有する製剤 末梢血流量の低下により四肢の疼痛・冷感・チアノーゼ
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
降圧作用を有する薬剤 相互に降圧作用を増強
血圧降下剤 相互に降圧作用を増強
亜硝酸剤 相互に降圧作用を増強
硝酸剤 相互に降圧作用を増強

ナディック錠30mgと主成分が同じ薬

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    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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ナディック錠30mgに関係する解説

β遮断薬

  • ナディック錠30mgは、β遮断薬に分類される。
  • β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。

β遮断薬の代表的な商品名

  • インデラル
  • テノーミン
  • メインテート、ビソノ
  • セロケン、ロプレソール
  • ハイパジール
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