デュロキセチンカプセル20mg「アメル」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
下痢、倦怠感、傾眠、頭痛、めまい、悪心、食欲減退、口渇、便秘、CK上昇、CPK上昇
起こる可能性のある重大な副作用
セロトニン症候群、不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクローヌス、自律神経不安定、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、血圧変動、白血球数増加、血清CK上昇、血清CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、急性腎障害、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害、幻覚、肝炎、黄疸、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、アナフィラキシー反応、呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹、高血圧クリーゼ、尿閉、肝機能障害
上記以外の副作用
AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、総ビリルビン上昇、浮腫、発疹、そう痒、ほてり、悪寒、脱水、脱力感、不眠、立ちくらみ、しびれ感、振戦、浮遊感、あくび、焦燥感、気分高揚、注意力障害、錐体外路症状、異常夢、悪夢、頭がぼーっとする、性欲減退、躁病反応、錯感覚、無感情、味覚異常、腹部痛、嘔吐、腹部膨満感、腹部不快感、消化不良、胃炎、口内炎、歯痛、胃腸炎、咽頭不快感、耳鳴、視調節障害、眼乾燥、霧視、耳痛、動悸、血圧上昇、起立性低血圧、上室性不整脈、失神、Al-P上昇、LDH上昇、ヘモグロビン減少、赤血球減少、ヘマトクリット減少、鼻出血、背部痛、関節痛、筋痛、肩こり、筋痙攣、排尿困難、性機能異常、月経異常、射精障害、勃起障害、排尿障害、血中クレアチニン上昇、BUN上昇、頻尿、尿中アルブミン/クレアチニン比上昇、尿流量減少、高血糖、トリグリセリド上昇、総コレステロール上昇、尿中蛋白陽性、血中カリウム減少、体重減少、体重増加、冷感、熱感、呼吸苦、胸痛、冷汗、咳嗽、過敏症、接触性皮膚炎、光線過敏反応、皮膚血管炎、激越、オーガズム異常、嗜眠、睡眠障害、歯軋り、失見当識、攻撃性、怒り、歩行障害、開口障害、下肢静止不能症候群、異常感、咽頭炎、咽喉緊張、口臭、嚥下障害、顕微鏡的大腸炎、散瞳、緑内障、異常出血、斑状出血、胃腸出血、白血球減少、筋緊張、多尿、閉経期症状、精巣痛、甲状腺機能低下、乳汁漏出症、高プロラクチン血症、血中カリウム上昇
デュロキセチンカプセル20mg「アメル」の用法・用量
- 〈うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛〉通常、成人には1日1回朝食後、デュロキセチンとして40mgを経口投与する
- 投与は1日20mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する
- なお、効果不十分な場合には、1日60mgまで増量することができる
- 〈線維筋痛症に伴う疼痛、慢性腰痛症に伴う疼痛、変形性関節症に伴う疼痛〉通常、成人には1日1回朝食後、デュロキセチンとして60mgを経口投与する
- 投与は1日20mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する
- (用法及び用量に関連する注意)〈うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛〉本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
デュロキセチンカプセル20mg「アメル」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤<メチルチオニニウム・リネゾリド以外> |
他の抗うつ剤で併用により発汗、他の抗うつ剤で併用により不穏、他の抗うつ剤で併用により全身痙攣、他の抗うつ剤で併用により異常高熱、他の抗うつ剤で併用により昏睡 |
セレギリン塩酸塩 |
他の抗うつ剤で併用により発汗、他の抗うつ剤で併用により不穏、他の抗うつ剤で併用により全身痙攣、他の抗うつ剤で併用により異常高熱、他の抗うつ剤で併用により昏睡 |
ラサギリンメシル酸塩 |
他の抗うつ剤で併用により発汗、他の抗うつ剤で併用により不穏、他の抗うつ剤で併用により全身痙攣、他の抗うつ剤で併用により異常高熱、他の抗うつ剤で併用により昏睡 |
サフィナミドメシル酸塩 |
他の抗うつ剤で併用により発汗、他の抗うつ剤で併用により不穏、他の抗うつ剤で併用により全身痙攣、他の抗うつ剤で併用により異常高熱、他の抗うつ剤で併用により昏睡 |
ピモジド |
QT延長、心室性不整脈<Torsades de pointesを含む>、心血管系副作用 |
エタノール摂取 |
相互に中枢神経抑制作用を増強、肝機能が悪化 |
中枢抑制剤 |
相互に作用を増強 |
バルビツール酸誘導体 |
相互に作用を増強 |
ロラゼパム |
相互に作用を増強 |
血漿蛋白との結合率の高い薬剤 |
相互に作用を増強 |
ワルファリンカリウム |
相互に作用を増強、出血傾向が増強 |
メチルチオニニウム塩化物水和物<メチレンブルー> |
セロトニン症候群 |
セロトニン作用薬 |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
炭酸リチウム |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
塩酸トラマドール |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
トリプタン系薬剤 |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
L-トリプトファン含有製剤 |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
リネゾリド |
セロトニン症候群、相互にセロトニン作用を増強、セロトニン作用による症状 |
フルボキサミンマレイン酸塩 |
本剤の血中濃度が上昇 |
シプロフロキサシン |
本剤の血中濃度が上昇 |
エノキサシン |
本剤の血中濃度が上昇 |
塩酸パロキセチン水和物 |
本剤の血中濃度が上昇 |
キニジン硫酸塩水和物 |
本剤の血中濃度が上昇 |
三環系抗うつ剤 |
血中濃度が上昇、出血傾向が増強 |
アミトリプチリン塩酸塩 |
血中濃度が上昇 |
塩酸ノルトリプチリン |
血中濃度が上昇 |
イミプラミン塩酸塩 |
血中濃度が上昇 |
フェノチアジン系トランキライザー |
血中濃度が上昇 |
ペルフェナジン |
血中濃度が上昇 |
抗不整脈剤 |
血中濃度が上昇 |
塩酸プロパフェノン |
血中濃度が上昇 |
酢酸フレカイニド |
血中濃度が上昇 |
血圧降下剤 |
作用を減弱 |
クロニジン塩酸塩 |
作用を減弱 |
エピネフリン |
心血管作用<血圧上昇等>が増強 |
ノルエピネフリン |
心血管作用<血圧上昇等>が増強 |
出血傾向を来すと考えられる薬剤 |
出血傾向が増強 |
非定型抗精神病薬 |
出血傾向が増強 |
フェノチアジン系薬剤 |
出血傾向が増強 |
アスピリン |
出血傾向が増強 |
非ステロイド系抗炎症剤 |
出血傾向が増強 |