処方薬
アセリオ静注液1000mgバッグ
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アセリオ静注液1000mgバッグの基本情報

アセリオ静注液1000mgバッグの概要

商品名 アセリオ静注液1000mgバッグ
一般名 アセトアミノフェン注射液
薬価・規格 304.0円 (1,000mg100mL1袋)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 テルモ
ブランド アセリオ静注液1000mg 他
YJコード 1141400A2020
レセプト電算コード 622525501
添付文書PDFファイル

アセリオ静注液1000mgバッグの主な効果と作用

  • 熱を下げたり痛みをやわらげたりするお薬です。
  • 皮膚の血管をひろげて熱を放散させる働きや、痛みの感受性を低下させる働きがあります。

アセリオ静注液1000mgバッグの用途

  • 疼痛
  • 発熱

アセリオ静注液1000mgバッグの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、チアノーゼ、血小板減少、血小板機能低下、出血時間延長、悪心、嘔吐、食欲不振、血圧低下、発汗

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身紅潮、血管浮腫、蕁麻疹、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、発疹、喘息発作、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、顆粒球減少症、間質性肺炎、咳嗽、発熱、肺音異常、間質性腎炎、急性腎障害、薬剤性過敏症症候群、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化

アセリオ静注液1000mgバッグの用法・用量

  • 次記のとおり本剤を15分かけて静脈内投与すること
  • 〈成人における疼痛〉通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300~1000mgを15分かけて静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として4000mgを限度とする
  • ただし、体重50kg未満の成人にはアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回15mgを上限として静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする
  • 1日総量として60mg/kgを限度とする
  • 〈成人における発熱〉通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300~500mgを15分かけて静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、原則として1日2回までとし、1日最大1500mgを限度とする
  • 〈2歳以上の幼児及び小児における疼痛及び発熱〉通常、2歳以上の幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回10~15mgを15分かけて静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として60mg/kgを限度とする
  • ただし、成人の用量を超えない
  • 〈乳児及び2歳未満の幼児における疼痛及び発熱〉通常、乳児及び2歳未満の幼児にはアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回7.5mgを15分かけて静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として30mg/kgを限度とする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の投与に際しては、投与速度を厳守すること(本剤の有効性及び安全性は本剤を15分かけて静脈内投与した臨床試験において確認されている)
  • 7.2. 乳児、幼児及び小児の1回投与量の目安は次記のとおりである〔9.7.1参照〕
  • 1). 体重5kg:3.75mL
  • 2). 体重10kg:7.5~15mL
  • 3). 体重20kg:20~30mL
  • 4). 体重30kg:30~45mL
  • 7.3. 乳児、幼児及び小児に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg、1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである〔9.7.1参照〕
  • 7.4. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
  • 7.5. 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤<一般用医薬品を含む>との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、特に総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合は、アセトアミノフェンが含まれていないか確認し、含まれている場合は併用を避けること〔1.2、8.5参照〕
  • 7.6. アスピリン喘息又はその既往歴のある患者に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして300mg以下とすること〔9.1.8参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アセリオ静注液1000mgバッグの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重篤な肝障害
    • 感染症
    • アスピリン喘息
    • 気管支喘息
    • 血液異常
    • 出血傾向
    • 消化性潰瘍
    • 消耗性疾患
    • 心機能異常
    • 腎障害
    • 脱水症状
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作
    • アルコール多量常飲
    • グルタチオン欠乏
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アセリオ静注液1000mgバッグの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アセトアミノフェン 重篤な肝障害
エタノール摂取 肝不全
クマリン系抗凝血剤 作用を増強
ワルファリン 作用を増強
イソニアジド 肝障害
カルバマゼピン アセトアミノフェンの血中濃度が低下
フェノバルビタール アセトアミノフェンの血中濃度が低下
フェニトイン アセトアミノフェンの血中濃度が低下
プリミドン アセトアミノフェンの血中濃度が低下
リファンピシン類 アセトアミノフェンの血中濃度が低下

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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アセリオ静注液1000mgバッグに関係する解説

アセトアミノフェン製剤

  • アセリオ静注液1000mgバッグは、アセトアミノフェン製剤に分類される。
  • アセトアミノフェン製剤とは、脳の体温調節中枢や中枢神経などに作用して熱を下げたり、痛みを抑えたりする薬。

アセトアミノフェン製剤の代表的な商品名

  • カロナール
  • アンヒバ、アルピニー
  • トラムセット
  • SG配合顆粒
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