処方薬
ワイパックス錠1.0
先発

ワイパックス錠1.0の基本情報

ワイパックス錠1.0の概要

商品名 ワイパックス錠1.0
一般名 ロラゼパム錠
薬価・規格 6.4円 (1mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ファイザー
ブランド ワイパックス錠0.5 他
YJコード 1124022F2071
レセプト電算コード 611170471
識別コード @WPX
添付文書PDFファイル

ワイパックス錠1.0の主な効果と作用

  • 穏やかに脳に働いて、興奮をしずめ、緊張や不安などを取り除く働きがあります。
  • 不安や緊張をやわらげるお薬です。

ワイパックス錠1.0の用途

ワイパックス錠1.0の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

眠気、ふらつき、めまい、立ちくらみ、頭重、頭痛、動悸、悪心、下痢、便秘、食欲不振

起こる可能性のある重大な副作用

薬物依存、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、離脱症状、刺激興奮、錯乱、呼吸抑制

上記以外の副作用

口渇、胃部不快感、肝機能異常、過敏症、浮腫、血管性浮腫、呼吸困難、頭部圧迫感、耳鳴、歩行失調、複視、霧視、舌のもつれ、血圧低下、嘔吐、胃部膨満感、上腹部痛、胸焼け、そう痒感、発疹、倦怠感、脱力感

ワイパックス錠1.0の用法・用量

  • 通常、成人1日ロラゼパムとして1~3mgを2~3回に分けて経口投与する
    • なお、年齢・症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ワイパックス錠1.0の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 急性閉塞隅角緑内障
    • 重症筋無力症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心障害
    • 脳器質的障害
    • 重篤な呼吸不全
    • 中等度呼吸不全
    • 投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ワイパックス錠1.0の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
中枢抑制剤 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等を増強
フェノチアジン系薬剤 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等を増強
バルビツール酸誘導体 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等を増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等を増強
エタノール摂取 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等を増強
マプロチリン 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等を増強、痙攣発作
ダントロレンナトリウム 筋弛緩作用を増強
プレガバリン 認知機能障害及び粗大運動機能障害に対して本剤が相加的に作用
クロザピン 重度の循環虚脱、心停止、呼吸停止
プロベネシド ロラゼパムの消失半減期が延長
バルプロ酸 ロラゼパムの消失半減期が延長
リファンピシン類 ロラゼパムの血中濃度が低下
ホルモン性経口避妊薬 ロラゼパムの血中濃度が低下

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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ワイパックス錠1.0に関係する解説

ベンゾジアゼピン系抗不安薬

  • ワイパックス錠1.0は、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に分類される。
  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬とは、脳の興奮などを抑えることで不安、緊張、不眠などを改善する薬。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の代表的な商品名

  • セルシン、ホリゾン
  • デパス
  • リーゼ
  • メイラックス
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