ATP(アデノシン三リン酸)製剤
体内のエネルギー供給物質であるATP(アデノシン三リン酸)を主な成分とする製剤で、血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善することで、心不全によるむくみなどの改善、眼精疲労や胃炎の改善、メニエール病などによるめまいやその随伴症状(耳鳴り、難聴など)などの改善が期待できる薬
ATP(アデノシン三リン酸)製剤を使う主な病気
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メニエール病
内耳にリンパ液がたまり、激しいめまいを繰り返す病気。難聴の症状が伴うこともある -
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
頭の位置や傾きが変わることをきっかけに、ぐるぐるとした数十秒間のめまいが生じる病気 -
慢性胃炎
胃粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態。ヘリコバクター・ピロリ感染が主な原因である -
VDT症候群(眼精疲労)
コンピューターディスプレイなどで長時間作業することにより、眼精疲労やドライアイ、抑うつなどが起こった状態