こうふくまくせんいしょう
後腹膜線維症
太い血管や腎臓が存在する後腹膜という部分に炎症や線維化が起こった状態
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最終更新: 2022.05.30
後腹膜線維症の基礎知識
POINT 後腹膜線維症とは
大血管や尿管が位置する後腹膜という場所が線維化を起こす病気です。原因は自身の異常な免疫が関係していると考えられています。後腹膜線維症の症状は体重減少や背中の痛みなどがありますが、腎臓の機能低下をきっかけとして発見されることもあります。後腹膜線維症の診断はCT検査やMRI検査が行われ、ステロイドで治療することがあります。後腹膜線維症の治療は泌尿器科や腎臓内科、アレルギー膠原病内科などで行われます。
後腹膜線維症について
後腹膜線維症の症状
後腹膜線維症の検査・診断
- 血液検査
- 画像検査
レントゲン (X線 写真)検査CT 検査MRI 検査- 必要に応じて
腹部血管造影検査 を行う
後腹膜 の組織を生検 して顕微鏡検査を行い診断が確定される
後腹膜線維症の治療法
- 確立した治療法はない
ステロイド や免疫 抑制剤が用いられる
尿管 の狭窄による水腎症があれば、尿管ステント の留置や手術による狭窄の解除を行う
後腹膜線維症の経過と病院探しのポイント
後腹膜線維症が心配な方
後腹膜線維症の治療は一部(水腎症の治療)は泌尿器科で行われますが、薬物治療は主に内科で行われます。受診する医療機関にアレルギー膠原病内科があれば最適な受診先となりえます。もしアレルギー膠原病内科が存在しない場合には、一般内科を受診してください。