喀痰の塗抹検査を行うことで起炎菌が推測できるため必ず行う。また、施設によって原因となりやすい最近とその薬剤感受性の傾向を参考にして抗菌薬を選択することが望ましい
使用が推奨される治療薬の例
重症でない場合
酸素化を保てる、ショックバイタルではない、人工呼吸器を使用していない。
セフトリアキソン
セフェピム
スルバクタム・アンピシリン
タゾバクタム・ピペラシリン
タゾバクタム・ピペラシリン(点滴)
投薬期間の目安
通常は7日間と考えるが、痰の培養結果から腸内細菌群(大腸菌、クレブシエラ桿菌など)や緑膿菌、黄色ブドウ球菌による肺炎であると分かれば21日間とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 4500mg/3-4回 |
50≧CCR≧10 | 2250mg/4回 |
10>CCR | 2250mg/3回 |
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重症の場合
アミカシンは起炎菌が併用抗菌薬に感受性があると判明したら中止できる。
セフェピム + アミカシン* + クリンダマイシン
タゾバクタム・ピペラシリン + アミカシン*
タゾバクタム・ピペラシリン(点滴)
投薬期間の目安
通常は7日間と考えるが、痰の培養結果から腸内細菌群(大腸菌、クレブシエラ桿菌など)や緑膿菌、黄色ブドウ球菌による肺炎であると分かれば21日間とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 4500mg/3-4回 |
50≧CCR≧10 | 2250mg/4回 |
10>CCR | 2250mg/3回 |
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メロペネム + アミカシン*
MRSAの関与が否定出来ない場合
*重症ならばアミカシンも加える
セフェピム + クリンダマイシン + バンコマイシン
バンコマイシン(点滴)
投薬期間の目安
通常は7日間と考えるが、痰の培養結果から腸内細菌群(大腸菌、クレブシエラ桿菌など)や緑膿菌、黄色ブドウ球菌による肺炎であると分かれば21日間とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 1000mg/2回 |
50≧CCR≧10 | 1000mg/1回 |
10>CCR | 1000mg/4-7日に1回 |
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タゾバクタム・ピペラシリン + バンコマイシン
タゾバクタム・ピペラシリン(点滴)
投薬期間の目安
通常は7日間と考えるが、痰の培養結果から腸内細菌群(大腸菌、クレブシエラ桿菌など)や緑膿菌、黄色ブドウ球菌による肺炎であると分かれば21日間とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 4500mg/3-4回 |
50≧CCR≧10 | 2250mg/4回 |
10>CCR | 2250mg/3回 |
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バンコマイシン(点滴)
投薬期間の目安
通常は7日間と考えるが、痰の培養結果から腸内細菌群(大腸菌、クレブシエラ桿菌など)や緑膿菌、黄色ブドウ球菌による肺炎であると分かれば21日間とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 1000mg/2回 |
50≧CCR≧10 | 1000mg/1回 |
10>CCR | 1000mg/4-7日に1回 |
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メロペネム + バンコマイシン
バンコマイシン(点滴)
投薬期間の目安
通常は7日間と考えるが、痰の培養結果から腸内細菌群(大腸菌、クレブシエラ桿菌など)や緑膿菌、黄色ブドウ球菌による肺炎であると分かれば21日間とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 1000mg/2回 |
50≧CCR≧10 | 1000mg/1回 |
10>CCR | 1000mg/4-7日に1回 |