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切迫早産

早産になる危険性が高い状態のこと

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6人の医師がチェック 103回の改訂 最終更新: 2017.05.15

切迫早産の基礎知識

切迫早産について

  • 早産正期産以前、つまり妊娠37週0日よりも前に赤ちゃんが生まれること。ただし妊娠22週未満の出産は含まないの危険性が高い状態を切迫早産という
    • 早産は妊娠22週以降-37週未満の分娩のこと(妊娠22週未満の妊娠終了は流産に分類される)
  • 原因
  • 規則的な子宮収縮、子宮口の開大、前期破水が見られる状態
  • 切迫早産と診断されたら、早産にならないよう日常生活への配慮や治療が重要となる

切迫早産の症状

  • 下腹部痛、腹部の張り
    • 子宮収縮による
    • 安静にしても改善しない点が特徴
  • 不正出血
    • 出産時期ではないのに出血が見られる
  • 破水

切迫早産の検査・診断

  • 診察
    • 子宮収縮、破水、不正出血、子宮口が開いているかを確認する
  • 血液検査
    • 全身の炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るの程度を参考にする
  • 経膣超音波断層法
    • 子宮頸管の長さが短縮する(妊娠24週未満では26mm以上が正常)
  • 子宮収縮と子宮口の開大または子宮頸管長の短縮が見られた場合に、切迫早産と診断する

切迫早産の治療法

  • 妊娠期間の延長をめざす
  • 予防治療(早産正期産以前、つまり妊娠37週0日よりも前に赤ちゃんが生まれること。ただし妊娠22週未満の出産は含まないハイリスク群に対して行う)
    • 子宮頸管無力症:妊娠12週以降、予防的に子宮頸管縫縮術を行う
    • 子宮頸管無力症以外の自然早産既往がある妊婦:妊娠16週から妊娠36週まで黄体ホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれる補充療法を行う
  • 切迫早産の治療
    • 安静
    • 子宮収縮抑制薬(ウテメリン、マグセント)
    • ステロイド副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられている治療:妊娠34週未満で1週間以内の早産が予測される場合には肺の発達を促進する意味で投与することがある
  • 絨毛膜羊膜炎が切迫早産の原因となっている場合は、抗生剤による治療を行う
  • 切迫早産では、児の治療も必要となることがあるため、NICUICU = intensive care unit 「集中治療室」のこと。重症度の高い患者さんが入院する病棟を有する周産期センターに搬送することが望ましい

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