せっぱくそうざん
切迫早産
早産になる危険性が高い状態のこと
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最終更新: 2022.01.28
切迫早産の基礎知識
POINT 切迫早産とは
切迫早産は早産(妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産)になりかかっている状態のことをいいます。症状は「お腹部の張りや痛み」、「性器からの出血」、「羊水が流れ出る感じ」などです。原因には感染や子宮頸管無力症、子宮筋腫、多胎妊娠などがあり、自覚症状や検査結果を元に診断されます。切迫早産が進行している場合、入院をしての治療が必要なことがあり、お腹の張りを抑えるために子宮収縮抑制剤を使用します。また、感染の兆候がある場合に抗菌薬を使用したり、子宮頸管無力症に対し子宮頸管縫縮術という手術をしたりすることもあります。切迫早産や早産の予防のためには、日頃から無理のない妊娠生活を心がけることが大切です。そして、定期的に妊婦健診を受診し早産になりやすい状況にすぐに気付くことが出来るようにしてください。
切迫早産について
切迫早産の症状
- 下腹部痛、腹部の張り
- 子宮収縮による
- 安静にしても改善しない点が特徴
- 不正出血
- 出産時期ではないのに出血が見られる
- 破水
切迫早産の検査・診断
- 診察
- 子宮収縮、破水、不正出血、子宮口が開いているかを確認する
- 血液検査
- 全身の
炎症 の程度を参考にする
- 全身の
- 経膣超音波断層法
- 子宮頸管の長さが短縮する(妊娠24週未満では26mm以上が正常)
- 子宮収縮と子宮口の開大または子宮頸管長の短縮が見られた場合に、切迫早産と診断する