けっせいびょう
血清病
動物由来の血清(血液の一部)を使用した時に起こる、アレルギー反応の一種
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最終更新: 2018.02.15
血清病の基礎知識
POINT 血清病とは
動物由来の血清(血液の一部)をヒトの体に投与した時に起こるアレルギー反応です。動物由来の血清は破傷風やジフテリア、蛇毒などの治療や、血液疾患の治療などに用いられます。動物由来の血清タンパク質はヒトの体にとって異物であるため、投与するとアレルギー反応が起こります。血清を投与されてから数日から数週間で発熱、だるさ、関節痛、筋肉痛、皮疹などを自覚します。自然軽快することが多いですが、良くならない場合にはステロイドによる治療を行います。血清病が心配な方や治療したい方は、血清製剤による治療を受けた医療機関にまず相談してください。何らかの理由で相談出来ない場合には、一般内科や血液内科を受診してください。
血清病について
血清病の症状
血清病の検査・診断
- 診断に至るための特定の検査はなく、主に病歴から診断される
- 血清病以外の病気でないことを確認する目的で採血や画像検査(レントゲンやCT検査など)は通常行われるが、血清病を直接診断するためのものではない
血清病の治療法
- 症状は自然に消失することが多い
- 必要に応じて皮膚のかゆみなどに対しての対症療法を行う
- 症状が強い場合はステロイド薬を使用する
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