ぜんせきずいどうみゃくしょうこうぐん
前脊髄動脈症候群
脊髄の前側の部分に酸素や栄養を届ける前脊髄動脈が何らかの理由で詰まってしまい、麻痺などの症状が起こる病気
5人の医師がチェック 28回の改訂 最終更新: 2017.12.06

前脊髄動脈症候群の基礎知識

前脊髄動脈症候群について

  • 脊髄の前側の部分に酸素や栄養を届ける前脊髄動脈の血流が何らかの理由で低下し、麻痺などの症状が起こる病気
    • 特に血管が詰まって虚血を起こしている場合を総称して脊髄梗塞と呼ばれることもある
  • 主な原因

前脊髄動脈症候群の症状

  • 運動や感覚の麻痺といった症状が急速に進む
    • 手足の運動の麻痺
    • 温痛覚(温度や痛みを感じる感覚)の障害
    • 膀胱直腸障害:排尿や排便に障害が出る(神経因性膀胱などが起こる)
  • 症状は両側に出ることも多いが、通常左右差がある
  • 梗塞を起こした脊髄の部位によって、症状の広がりは変わる
    • 首のあたりの脊髄で障害が起こると、呼吸をコントロールする横隔神経の働きが弱くなり呼吸に障害が起こる

前脊髄動脈症候群の検査・診断

  • 画像検査
    • 脊髄MRI検査
  • 他の病気でないことを確認するために、必要に応じて腰椎穿刺を行い髄液を検査することもある

前脊髄動脈症候群の治療法

  • 確立した治療はなく、対症療法とリハビリテーションが主な治療となる
    • 薬治療
    • 手足の麻痺は、時間が経つと筋肉が突っ張ったような状態になるので、筋肉を緩めるような薬(抗痙縮薬)を使用することがある
    • 感覚の障害は、時間がたつと痛みに変化する場合があり、神経原性疼痛に対する治療を行う
    • 排尿障害が有る場合は神経因性膀胱に準じて治療を行う


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