しゅさ
酒さ
顔面(特に鼻)が赤くなったり、小さな吹き出ものが出たりする病気。主に中年以降に生じる
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最終更新: 2022.06.27
酒さの基礎知識
POINT 酒さとは
顔面(特に鼻の周り)が赤くなったり、小さな吹きでものが出たりする病気です。中年以降の人によく見られ、日光や飲酒、ストレスなどが関係していると考えられています。問診と症状から診断が行われますが、ダニの感染が疑われる場合には顕微鏡で調べることもあります。特に症状がなければ、経過観察しますが、症状がひどい場合には塗り薬や飲み薬、手術によって治療を行うこともあります。酒さが心配な人は皮膚科を受診してください。
酒さについて
- 顔面(特に鼻)が赤くなったり、小さな吹き出ものが出たりする病気
- 主に中年以降に生じる
- 数ヶ月以上にわったって続く皮膚の
炎症 による病気
- 原因は明らかになっていない
- 日光(紫外線)、ストレス、飲酒、香辛料などが関与していると考えられている
酒さの症状
酒さの検査・診断
- 経過の
問診 と症状から診断する - 毛包虫と呼ばれるダニの一種が原因となっていることもあり、確認のためダニがいないか顕微鏡検査を行うことがある
酒さの治療法
- 症状が軽ければ
経過観察 する - 薬剤による治療
- 内服のテトラサイクリン系
抗生物質 抗菌薬 (ミノマイシン、ビブラマイシンなど)を使用すると改善することがある - 抗菌薬を含んだ塗布薬としてはロゼックスゲル(メトロニダゾール)がある
ステロイド 軟膏や、免疫 抑制剤の軟膏も併用することがある
- 内服のテトラサイクリン系
- 鼻にできるかたまりに対して、簡単な手術(皮膚を薄く削り取る)を行う場合もある