きゅうせいかのうせいこうじょうせんえん

急性化膿性甲状腺炎

細菌の感染によって甲状腺やその周囲に炎症が起きる病気

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4人の医師がチェック 34回の改訂 最終更新: 2017.07.21

急性化膿性甲状腺炎の基礎知識

POINT急性化膿性甲状腺炎とは

急性化膿性甲状腺炎は甲状腺で細菌感染が起こった状態です。下咽頭梨状窩瘻という本来は存在しない細いトンネルが存在しており、そこを介して細菌が甲状腺に入ってくることが多いです。主な症状は甲状腺の腫れと痛み・発熱・のどの痛みなどです。 血液検査・頸部超音波検査・咽頭造影検査など行って診断します。治療には抗菌薬を用います。また、下咽頭梨状窩瘻がある場合はこれを手術で摘出し再発を起こさないようにします。急性化膿性甲状腺炎が心配な人や治療したい人は、耳鼻咽喉科や感染症内科を受診して下さい。

急性化膿性甲状腺炎について

  • 細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつの感染によって甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌するやその周囲に炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが起きる病気
    • 下咽頭梨状窩トンネルのような穴のこと。臓器と臓器がつながったり、臓器の壁に穴が空いたり、臓器から皮膚に穴が空いたりした状態を指すという、のどの内側と甲状腺を繋ぐ細いトンネルが原因で、甲状腺にのどから細菌が進入すると考えられている
    • 進行すると甲状腺膿瘍細菌に感染し、膿(うみ)が体の一部にたまっている状態。抗生物質による治療では不十分で、膿を抜く(排膿)必要となる場合があるとなる
    • 12歳以下の子どもに多い

急性化膿性甲状腺炎の症状

  • 主な症状
    • 甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌するの腫れ、痛み
    • 発熱
    • 喉の痛み、飲み込みにくさ
    • 炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが強くなると甲状腺周囲の皮膚も赤くなる
  • 症状は左側に起こることが多い

急性化膿性甲状腺炎の検査・診断

  • 血液検査:炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るの程度や甲状腺ホルモン全身の代謝を活発にしたり、神経を興奮させたりする働きをもつホルモンの値を確認する
  • 頚部超音波検査空気の細かな振動である超音波を使って、首の前方にある甲状腺の形状や状態を調べる検査甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌するの形の変化や血流の変化を調べる
  • 咽頭造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること:下咽頭梨状窩トンネルのような穴のこと。臓器と臓器がつながったり、臓器の壁に穴が空いたり、臓器から皮膚に穴が空いたりした状態を指すという細いトンネルの有無を調べる

急性化膿性甲状腺炎の治療法

  • 抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がないを使用する
  • 細菌などに感染すると、免疫を担当する細胞(白血球)が細菌と戦うが、その結果として死んだ細胞や細菌が集まったものが膿であるが溜まっている場合は、膿を抜いてしまう処置を行う
  • 症状が落ち着いたら、再発させないために下咽頭梨状窩トンネルのような穴のこと。臓器と臓器がつながったり、臓器の壁に穴が空いたり、臓器から皮膚に穴が空いたりした状態を指すを摘出する
    • 一部の施設では内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途がある的を用いた手術も行っている

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