にゅうぼうぱじぇっとびょう
乳房パジェット病
乳頭、乳輪にできるがん。乳がん全体の1%程度と考えられている。
8人の医師がチェック 16回の改訂 最終更新: 2018.08.06

Beta 乳房パジェット病のQ&A

    乳房パジェット病とは?

    乳房パジェット病は、中年女性に好発し、乳がんが乳頭を中心に境界がはっきりとした紅斑やかさぶたができ、痛みや痒みを伴うことがあります。通常、腫瘤(しこり)はできないことが多いです。通常、片側のみみられることが多く、両側にみられることや男性にみられることはまれです。

    乳房パジェット病と似ている病気はありますか?

    乳頭部周辺に湿疹のような症状がある疾患と間違われやすいです。

    • 接触皮膚炎:下着などとの接触・摩擦によって生じるため、両側性であることが多い

    • 乳頭部腺腫:接触皮膚炎と似たような症状を示す

    • 慢性乳房湿疹:乳頭内や乳輪下にある乳管内に発生する良性の腫瘍

    • 体部白癬:白癬菌感染による

    • 基底細胞がん:皮膚の基底細胞などの細胞から発生する皮膚がん

    • ボーエン病:はっきりとした原因は不明。紫外線やヒトパピローマウイルスが関与していると言われています

    • 悪性黒色腫:紫外線や刺激が関与していると言われています

    乳房パジェット病に似た疾患とどのようにして鑑別しますか?

    乳房パジェット病はステロイドに反応しません。鑑別のためにステロイド軟膏を使用し反応を見ることがあります。

    数週間使用し改善しない場合は、乳房パジェット病を疑い、組織検査や画像検査などを行っていきます。

    • 擦過細胞診

    • マンモグラフィ

    • 超音波検査

    • マンモグラフィや超音波検査で所見を認める場合
      → 穿刺吸引細胞診や組織生検を行う

    乳輪・乳頭の湿疹は、ただの皮膚炎に見えるため病院に行かずに市販の薬で解決しようとしてしまうため、病院に行くのが遅れ症状が悪化してしまうことが多いようです。

    症状が現れ、少しでも様子がおかしいなと思ったら早めに医療機関に受診するようにしましょう。