しぼうそくせんしょうこうぐん
脂肪塞栓症候群
骨髄の中にある脂肪が骨折などが原因で血液中に入り、脳や肺など全身の細い血管に詰まることで障害が起こること
8人の医師がチェック 88回の改訂 最終更新: 2018.06.09

脂肪塞栓症候群の基礎知識

脂肪塞栓症候群について

  • 骨髄の中にある脂肪が骨折などが原因で血液中に入り、脳や肺など全身の細い血管に詰まることで障害が起こること
  • 主な原因
    • 骨折
    • 整形外科の手術
    • 心臓や血管のカテーテル検査
  • 肺動脈につまり肺塞栓を起こすことが多い
    • 稀に脳の血管につまり脳梗塞や皮膚などに症状を起こすことがある

脂肪塞栓症候群の症状

  • 塞栓を起こした部位により異なる
  • 肺の血管に脂肪が飛んだ場合、肺塞栓症の症状が起こる
    • 息苦しさ、呼吸困難
    • 胸痛
    • 重症例においては失神や心肺停止など
  • その他に中枢神経症状や皮膚症状などが起こる
    • 不穏、認知障害、意識障害
    • 点状出血(皮膚や白目にぽつぽつとした小さな出血が起こる)
    • 足の爪が青色に変色する(足の血管に脂肪が詰まる)

脂肪塞栓症候群の検査・診断

  • 多くは病歴から診断をして治療を開始する
  • 胸痛や息苦しさがある場合以下のような検査を行う
    • 心電図検査
    • 胸部レントゲン検査

脂肪塞栓症候群の治療法

  • 確立した治療法はない
  • 基本的には対症療法で全身状態を保ち、脂肪の吸収が進むのを待つ
    • 十分な量の酸素と補液を行う
    • 状態によっては酸素吸入など緊急の全身管理が必要
    • ステロイドが効果的であるという治療報告がある

脂肪塞栓症候群のタグ

脂肪塞栓症候群に関わるからだの部位