せいそうえん
精巣炎
精巣に炎症が起きた状態。ウイルス感染によるもがほとんどで、中でもおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)に合併して起こることが多い
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最終更新: 2022.05.30
精巣炎の基礎知識
POINT 精巣炎とは
精巣に炎症が起きた状態で、多くの場合ウイルス感染が原因です。その中でもおたふく風邪(流行性耳下腺炎)を起こすムンプスウイルスによるものが多いです。おたふく風邪になると20-30%ほどの人が精巣炎になると言われています。主な症状は、発熱・悪寒・陰嚢の腫れ・発赤・痛みです。感染後に精子を作る能力が低下することがあります。症状に加えておたふく風邪の流行状況とワクチンの接種状況から診断します。治療に特効薬はありませんが、症状を和らげる治療や、精巣を冷やして精子を作る能力への悪影響を抑えたりします。精巣炎が心配な人や治療したい人は、泌尿器科や感染症内科を受診してください。
精巣炎について
精巣炎の症状
- 主な症状
- 発熱
- 悪寒
陰嚢 の腫れ、痛み- 陰嚢の
発赤
- 流行性耳下腺炎を罹患してから4-6日くらい経ってから精巣炎の症状が出てくる
精巣炎の検査・診断
精巣炎の治療法
対症療法 を行い、自然治癒 を待つ- 精巣を冷却する
- 痛み止めを使う
- 精巣を挙上して固定する