せいそうえん
精巣炎
精巣に炎症が起きた状態。ウイルス感染によるもがほとんどで、中でもおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)に合併して起こることが多い
5人の医師がチェック 43回の改訂 最終更新: 2017.12.29

精巣炎の基礎知識

POINT 精巣炎とは

精巣炎は多くの場合ウイルス感染によって起こります。中でもおたふく風邪(流行性耳下腺炎)を起こすムンプスウイルスによるものが多いです。おたふく風邪になると20-30%ほどの人が精巣炎になると言われています。主な症状は、発熱・悪寒・陰嚢の腫れ・発赤・痛みです。感染後に精子を作る能力が低下することがあります。 症状に加えておたふく風邪の流行状況とワクチンの接種状況から診断します。治療には特効薬はありませんが、症状を和らげる治療を行ったり、精子を作る能力を守るために精巣を冷やしたりします。精巣炎が心配な人や治療したい人は、泌尿器科や感染症内科を受診して下さい。

精巣炎について

  • 精巣に炎症が起きた状態
    • ほとんどの場合がウイルス感染によるもので、ムンプスウイルスによる感染(おたふくかぜ流行性耳下腺炎)に合併して起こることが多い
    • 思春期以降の男性がおたふくかぜに感染した場合、20-30%の割合で精巣炎を起こすと言われている
    • 精巣炎の通常の経過としては、流行性耳下腺炎発症してから4-6日ほどで精巣の急激な腫れと痛みをきたしてきます
  • 精巣上体炎とともに、不妊の原因となることがある
    • 精巣炎を罹患した約半数が精子を作る能力(造精能)が低下すると言われている

精巣炎の症状

  • 主な症状
    • 発熱
    • 悪寒
    • 陰嚢の腫れ、痛み
    • 陰嚢の発赤
  • 流行性耳下腺炎を罹患してから4-6日くらい経ってから精巣炎の症状が出てくる

精巣炎の検査・診断

  • おたふく風邪の罹患状況や流行状況に加えて、ワクチンの摂取状況を確認する
  • 超音波検査エコー検査)
    • 似たような症状を呈する病気に精索捻転症があるが、精巣炎と見分けるためにはエコー検査(特にカラードプラーエコー検査)が有効である

精巣炎の治療法

  • 対症療法を行い、自然治癒を待つ
    • 精巣を冷却する
    • 痛み止めを使う
    • 精巣を挙上して固定する


精巣炎のタグ


精巣炎に関わるからだの部位

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