べんぴしょう
便秘症
一般的に排便が週に3回以下と少ないことを指す。排便時痛、便に血液が付くなどの症状を伴う場合もある
14人の医師がチェック 154回の改訂 最終更新: 2020.08.09

Beta 便秘症についての医師コメント

救急室に訪れる腹痛の小児患者で一番多いのがこの便秘症だと思います。急性虫垂炎(いわゆる盲腸)などの緊急に治療を要するような病気で腹痛をきたす場合は、歩く際の振動でもお腹が痛い、軽くお腹をたたくだけでも痛いといった「腹膜刺激徴候」というものがあります。そういった緊急で治療が必要そうな腹痛ではなく、念のためにお腹のレントゲンを撮ってみると便がいっぱいたまっていて便秘という診断がつくことがよくあります。「便秘でこんなにお腹を痛がることがあるのですか」と保護者に聞かれることがありますが、実際痛がる子はかなり痛がります。お腹のレントゲンで便秘があり、血便などないことを確認したうえで浣腸してあげると痛みがすっとおさまって感謝されるということがあります。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.04.28